和名類聚抄
浦 四聲字苑云浦。大川傍曲諸舩隠風所也。傍古反(和名宇良)
大漢和辞典
【浦】17475 ホ フ
①うら。水のほとり。はま。きし。〔説文〕浦、水瀨也、从水甫聲。〔詩、大雅、常武〕率彼淮浦。〔傳〕浦、岸也。〔呂覽、召類〕丹水之浦。〔注〕浦、岸也。
②支流が江海にそそぐ處。〔玉篇〕浦、水源枝注江海邊。〔風土記〕大水有小口別通曰浦。
③姓。ー略ー
日本国語大辞典
うら【浦】〔名〕(「裏」と同語源)
①海、湖などの湾曲して、陸地に入れ込んだ所。入り江。湾。
②海岸。海辺。浜辺。水際。
③海辺の村里。漁村。浦里。
語源説
(1)ウラ(裏)の義。外海の表に対し、内海の意。
(2)ウチ(内)ラの意。
(3)風浪がやわらいで、ウラウラする意。
(4)ウ(上)に接尾語ラを添えた語であるウラ(末)の転義。
(5)ムロ、フロ、ホラ、ウロ等と同語で、ここに来臨する水神をまつり、そのウラドヒ(占問)をしたところから出た語。
(6)ウはウミ(海)、ラはカタハラ(傍)から。
(7)ウラ(海等)の義。
(8)ヱリイリタル和多の義。
(9)ウはワタツの約。ウラはワタツラナリ(海運)の義。
(10)蒙古語。
広辞苑
うら【浦】
①海や湖の湾曲して陸地に入り込んだ所。「田子のー」
②一般に、海辺。また、水際。「ーの苫屋とまや」
写真は、清水区蒲原の海岸
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