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同
王喬一去雲長改早晩笙聲歸故渓
後江相公
商山月落秋鬚白潁水波揚左耳清
紀納言
虚澗有聲寒溜咽故山無主晩雲孤
菅三品
通夢夜深蘿洞月尋蹤春暮柳門塵
ぬれてほすやまぢのきくの露のまに
いかでかわれは千世をへぬらむ 素性
山家
白
遺愛寺鐘敧枕聴香爐峰雪撥簾看
山中有仙室(結句) 菅原文時
王喬一び去て雲長く改ぬ。早晩か笙の声へ故渓に帰らん。
※改は断?
山中自述 大江朝綱
商山に月落て秋の鬚白し。潁水、波揚て左の耳清し。
山無隠 紀長谷雄
虚澗有て声、寒溜(かんりゅう)咽ぶ。故山、主無く晩雲孤(ひとり)なり。
遠念賢士風 菅三品
夢を通じて夜深し蘿洞の月。蹤を尋る春の暮れ柳門の塵。
古今和歌集 仙宮に菊を分けて、人の到れるかたをよめる
素性法師
ぬれてほすやまぢのきくの露のまにいかでかわれは千世をへぬらむ
寺近香炉峰下 白居易
遺愛寺鐘は枕を敧(そばたて)て聴く。
香爐峰の雪は簾を撥(かかげ)て看る。
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蘭省花時錦帳下廬山雨夜草庵中
杜荀鶴
漁父晩舩分浦釣牧童寒笛倚牛吹
菅三品
王尚書之蓮府麗則麗恨唯有
紅顔之賓嵆中散之竹林幽則
幽嫌殆非素論之士
順
南望則有関路之長行人征馬駱
驛於翠簾之下東顧亦有林塘
廬山草堂雨夜独宿 白居易
蘭省(せい)の花の時、錦帳の下と。廬山の雨の夜、草庵中
登石壁水閣 杜荀鶴
漁父晩舩は浦を分て釣り、牧童の寒笛は牛に倚(より)て吹。
尚歯会詩序 菅原文時
王尚書が蓮の府は、麗ければ則麗し。
恨くは唯紅顔の賓ひとのみ有ることを。
嵆中散が竹の林は幽なれば則幽なり。
嫌らくは殆と素論の士に非ることを。
白河院秋花遂露開序 源順
南に望めば則関路の長き有。
行人征馬翠簾の下に駱驛たり。
東に顧れば亦に林塘の(妙なる)有り。
(紫鴛白鷗朱檻前に逍遥す
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