追加
三月十九日舟泉亭 越人
山吹のあぶなき岨のくづれ哉
蝶水のみにおるゝ岩はし 舟泉
きさらぎや餅洒すへき雪ありて 聴雪
行幸の為に洗ふ 土 器 螽髭
朔日を鷹みつ鍛治のいかめしく 荷兮
月なき雪の門はやくあけ 執筆
やまぶきのあぶなきそまのくづれかな 越人(発句 山吹:春)
てふみづのみにおるるいはばし 舟泉(脇 春)
きさらぎやもちさらすべきゆきありて 聴雪(三句 春)
みゆきのためにあらふかはらけ 螽髭(四句目 雑)
ついたちをたかみつかぢのいかめしく 荷兮(五句目 雑)
つきなきゆきのもんはやくあけ 執筆(六句目 冬)
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