【抹茶の泡の立て方、茶筅の振り方】表千家の僕が裏千家の点て方を試してみた
お茶屋さんの方が、「表千家では泡立てない」とあったので、その違いを試してみる。
表千家の点て方のポイントは、
茶筅は、腕全体で、軽やかに、緩やかに振る。
泡を立て過ぎない。三日月の池がのぞく位。
茶筅は、中指を意識して持つ。
との事。
見様見真似で点ててみる。
Lesson12
確かに水っぽい気がするが、お湯の量を間違えたか?泡がほとんど立っていない。
茶の湯の道は難しい。
以前購入したしば舟が残っている。これを自閑流に飾ってみる。テーマはみるめ刈る。
伊勢物語七十段 伊勢神宮斎宮に仕える童に、男女の会う機会を問う歌。ミルメとは海松布と書いて海草のこと。
新古今和歌集巻第十一 戀歌一
題しらず 在原業平朝臣
みるめ刈るかたやいづくぞ棹さしてわれに教へよ海人の釣舟
よみ:みるめかるかたやいづくぞさおさしてわれにおしへよあまのつりぶね
意味:(海松を刈る潟)あの方にお会いできる所はどこですか。(棹差して案内して)はっきりと教えてください。(海人の釣舟よ)
備考:伊勢物語七十段。海松芽と見る目、潟と方の掛詞。
そこで用意したのが、伊勢志摩産長ひじき。30分水で戻して水を切って、しば舟の上に乗せる。金沢加賀銘菓を無理やり伊勢にするため。
棹は、グリコのプリッツ。長いので、半分折って乗せる。
ひじきの風味としば舟の生姜味が合うと思ったが、全く合わない。企画倒れで失敗である。塩水で戻すべきだったか?見た目も黒くて悪い。
残りのプリッツをポリポリ食べながら、失敗原因を考えている。
誰か、この見る目が無い料理音痴に、棹さして我に教えて?
伊勢二見浦の朝焼け