モーツァルト 《レクイエム》 全曲 リヒター指揮/ミュンヘン・バッハ管
おどろが下の
(Kyrie eleison)
救われない者よ
(cuncta stricte discussurus)
驕り不安の中で
(Ingemisco,tamquam reus)
独りきり
(Requiem æternam)
本歌
新古今和歌集巻第十七 雑歌中
住吉歌合に山を
太上天皇(後鳥羽院)
奥山のおどろが下も踏みわけて道ある世ぞと人に知らせむ
レクイエム
Kyrie eleison 主よ憐れみ給へ。
cuncta stricte discussurus 何事も厳しく糺し給はむとて
Ingemisco,tamquam reus 我は罪人にて嘆き
Requiem æternam 無窮の安息を。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、牧氏の乱後、後鳥羽院側近の平賀朝雅を誅殺されて、院の怒り心頭のシーンがあり、この時、モーツアルトのレクイエムが流れていた。
また、和田義盛が源実朝の和解で、降参しようとした時、無数の矢が義盛を貫き、討ち死にするシーンでもながれていました。
後鳥羽院こそ、魂の救われない者だなあと思い短歌を作ろうとしたのですが、以来大スランプとなり、短歌どころか俳句も出来なくなってしまいました。
( )内は、レクイエムの歌詞で、短歌の文字数には数えず、単なる張り紙的な、コラージュと思っています。