「カバレリア・ルスティカーナ間奏曲」.レイモン・ルフェーブル
高原の朝
霧が私の思ひを木々に伝えながら流れて
本当は、猛暑熱帯夜のアパートで作ったのだが、曲のイメージから。
カバレリア・ルスティカーナは、イタリアの小説家、ジョヴァンニ・ヴェルガによる小説と戯曲、及びピエトロ・マスカーニが同戯曲に基づいて作曲した1幕物のオペラである。
物語は、兵役帰りの若く貧しい男トゥリッドゥと、彼の元許婚者であった人妻ローラとの不倫。それに怒った婚約者のサントゥッツァが、ローラの夫のアルフィオに告げ口をして、そしてトゥリッドゥがアルフィオに決闘で殺されると言うもの。
そんなどろどろとした内容に、こんな清らかな曲が、間奏曲として演奏される。
ピエトロ・マスカーニは、イタリアの田舎のチェリニョーラの低収入音楽教師だったが、雑誌のオペラコンクールの懸賞にこの曲を応募した。幼友達だった教師を務めながら詩作の道を目指していたジョヴァンニ・タルジョーニ=トッツェッティと23歳の詩人グィド・メナッシの二人の作家を加えてわずか8ヶ月で完成させた。
昨日は、多くの老人が熱中症で病院に担ぎ込まれた。みんな、35℃以上になると熱中症の危険が増すのは知っている。しかし、「これくらいなら大丈夫」「ちょっとそこまでだから」「電気代が高騰しているから」と『自分だけは大丈夫』と言う安易な気持ちが、救急車の発動、緊急入院と社会に負担を掛けている。
体調には、十分御注意下さい。