新古今和歌集 巻第四秋歌上
題しらず
西行法師
あはれいかに草葉の
つゆのこほるらむ
秋あきかぜたちぬ
みやぎ野のはら
歌:あはれいかに草葉の露のこぼるらむ秋風立ちぬ宮城野の原
読み:あわれいかにくさばのつゆのこぼるらむあきかぜたちぬみやぎののはら 隠
意味:ああ、どれくらい草葉の露が零れているだろうか。秋風が吹き始めた宮城野の原は。
備考:歌枕 宮城県仙台市宮城野で萩が有名 八代集抄、歌枕名寄、定家十体、美濃の家づと、 常縁原撰本新古今和歌集聞書、新古今抜書抄(松平文庫本)、新古今注(京都大学図書館本)、九代抄 九代集抄、新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫)
平成27年6月7日點七