唐詩選画本 五日観妓 万楚
五日観妓 萬楚 西施謾道浣春紗碧玉 今時闘麗華眉黛奪将 萱草色紅裙妬殺石榴 花新歌一曲令人豔醉 舞雙眸斂鬢斜誰道 五絲能續命卻令今日 死君家 東岳書印印 ○せいしまんにいふしゆんしやをあらふと。へきぎょくこんじれいくわにたゝかふ。びたいだつしやうすけんさう のいろ。かうくんとさいすせきりうくわ。しんかいつきよくひとをしてゑんせしむ。すいぶさうぼうばうびん...
View Article平家物語巻第十二 二 大地震1
京都市平安京創生館平安京ジオラマ 白河六勝寺 二 大地震 去程に、平家ほろび、源氏の代になりて後国はこくしに したがひ、しやうはりやうけのまゝなりけり。上下あんどし ておぼえし程に、おなじき七月九日の日の、むまのこく斗 に、大地おびたゞしううごひて、やゝ久し。せきけんのうち、白 川のほとり、六せうじみなやぶれくづる。九ぢうのたうも、...
View Articleカンフー詩 夕暮桜花
櫻樹春嵐ニ耐ヘ 夕照散花ヲ促ス 善キ日良キ酒ニ逢フ 後何回宵ヲ樂ムヤ 写真は徐々に貼付します。 なかなか貼付出来ないので、アップデートしたら、サクサク元に戻った。 五絶の漢詩風なので、カンフー詩。韻も踏まず、平仄も合わない。 平仄や韻って、日本人には難しい。 山吹が花筏を見ている。
View Article尾張廼家苞 恋歌四 13
尾張廼家苞 四之下 俊成卿女 露はらふね覚は秋のむかしにて見はてぬ夢に残るおもかげ 露はらふは涙にて、露といへるは秋の縁なり。秋の昔とは、 秋は人にあかれたる今の事にて、其今よりいへば、いまだ人のかはらで 逢見し事はむかしなるよし也。しからず。むかしのまゝにてといふ義夢に人...
View Article西行歌による成仏について
(河内弘川寺西行歌碑) 佛には桜の花をたてまつれわが後の世を人とぶらはば (山家集 花の歌あまたよみけるに 西行) 1 はじめに 西行の歌に、 佛にはさくらの花をたてまつれわが後の世を人とぶらはば と言うものがある。これについて、日本の仏教感との関係について考えてみる。 (奥吉野西行庵) 2 仏教と成仏 日本の慣用詞として、死んだ人を、「仏」と呼んでいる。この為、...
View Article俳句 川面満花
散り果てゝ 川面に満るさくら花散り果ててと有るが、実際は散り始め。人工の小川を見てなので。「満る」、「残る」が推敲の対象。残るは、他者の作にも類句が有るだろう?と満る。満開が終わって、と言うニュアンス。大学生が、花見をしていてうるさい。私も昔は、うるさかったかもと反省。それにしても長い参道。2kmはあるか?画面左に、白い点々が有るが、桜吹雪。写真で撮るのは難しい。
View Article新古今集聞書幽斎補筆 秋歌上 通光 蔵書
月に心すむとかげりけにもておそ/\てこゝろ はづかしく侍り。 左衞門督通光 ○むさし野や行ども秋のはてぞなきいかなる風のすゑに ふくらん 此哥ありのまゝに聞ゑ侍り。されどもいかなる風と いへる作者の辛労し侍所なり。昔よりはても なきむさしのと讀つたへたり。後亰殿御哥にも...
View Article俳句 夕ざくら
あかぬ程 眺めてけりなゆふ櫻近所の道路沿いの桜を眺めている。もちろん、誰も見ている人はいない。花よりほかに知る人ぞなき(前大僧正行尊)桜の名所でなくても楽しめる。いにしへ人は、桜を楽しんだのだろうか?桜咲く春を喜び、楽しんだののではないだろうか?椿も、菜の花も、レンゲも、爛漫である。日没までもう少し有る。こぞのしをりの道かへて(西行)もう少し他の桜を楽しもう。
View Article百人一首図絵 清少納言
(月の巻) 清少納言 父清原元輔見 枕草子 夜をこめて 鳥のそら 音ははかる ともよに 逢坂のせ きはゆ るさじ (花の巻) 清少納言 よをこえめてとりのそらねははかるとも よにあふさかのせきはゆるさじ 後拾遺集雑二に大納言行成 ものがたりなどしてはべりける にうちのおほんものいみにこ もればとていそぎかへりて つとめてとりの聲にもよほ...
View Article光る君へ まひろが書写していた漢詩 琵琶行 白居易
(15)おごれる者たち - 大河ドラマ「光る君へ」 道隆(井浦新)は、強引に定子(高畑充希)を中宮にし、詮子(吉田羊)を内裏の外へと追いやった。二年後、一条天皇(塩野瑛久)は麗しく成長。道隆の独裁には拍車がかかっ... (15)おごれる者たち 琵琶行 序 (元和十年予左遷九江郡司馬。 明年秋送客湓浦口聞舟中夜 弾琵琶者聴其音錚錚然有京都聲問其人) 本長安倡女嘗学琵琶於穆曹ニ善...
View Article唐詩選画本 夜別韋司士 高適
夜別韋司士 高適 髙館張燈酒復清夜鐘 残月雁歸聲只言啼鳥 堪求侶無那春風欲送 行黄河曲裏沙為岸白 馬津邉柳向城莫怨他 郷暫離別知君到處有 逢迎 田盛章 印 ○かうくわんともしびをはつてさけまたきよし。やしやうざんげつかりかへるこゑ。たゞいふていてふともを もとむるにたへたり。いいかんともすることなししゆんふうかうをおくらんとほつするを。こうがきよくり...
View Article平家物語巻第十二 二 大地震2
世のめつするなどいふ事は、つねのならひなれ共、さすがき のふけふとは、思はざりし物をといひければ、わらんべ共はこれ を聞て、なきかなしむ事かぎりなし。法皇は新熊野へ 御かうなつて、御花奉らせ給ふおりふし、かゝる大ぢしん 有て、しよくへ出來にければいそぎ御こしにめして、六条 殿へくはんぎょなる。ぐぶのくぎやうでん上人、道すがらいかば かりの、心をかくだかれけん、法皇はなんていにあくやをたてゝ...
View Article新古今増抄 巻第一 俊成 帰雁 蔵書
一 刑部卿頼輔哥合し侍けるによみてつかはし ける 皇太后宮大夫俊成 一 聞人ぞ涙は落るかへるかりなきて行なるあけぼの空 増抄云。古今にかりのなみだや落つらんとよめる を土代として、かりよりもきく人のなみだが落 るよし也。この哥の心をよくおもへば、かり金 はふるさとへゆく故に、なみだは落さずして、 よろこびて行ならんか。きく人はなごりを おしみてなみだをおとすとなり。古今の...
View Article美濃の家づと 四の巻 恋歌一2
百首哥の中に忍恋 式子内親王 玉の緒よたえなば絶ねながらへばしのぶることのよわりもぞする めでたし。上句めでたし。 も°ぞ°のてにをはの 意、言葉の玉緒にいへるがごとし。 わすれてはうち歎かるゝゆふべ哉我のみしりてすぐる月日を 初句は、我のみしりて、その人はしらぬことゝいふことを忘れ ては也。 とぢめのを°は、なるものをの意なり。...
View ArticleYouTube短歌:ゴジラ
「ゴジラ−1.0」エンディング曲 ゴジラ欲望から産まれた怪獣は 人の弱さで成長して破壊する フォローしている方が、ゴジラ-1.0を観てきたとの投稿から、秋に見逃したので、検索すると近所の映画館で、上映しているので、早速観に行った。...
View Article俳句 初つばめ
不動尊 泣く子笑ふ子初つばめ人生唯一の深川での句会の打ち上げの席で、思い付いた句。もう一句は、句の評を心に残しあさりめしともに句会には出吟出来なかった。飲まないと俳句は、出来ないと思った。以降句会には出ていない。東京深川は、成田山 東京別院 深川不動堂と深川(あさり)飯が有名。毎年、初つばめを見ると思い出す句。
View Article道長 撰歌一覧
【「光る君へ」人物紹介】藤原 道長 ◆ 柄本 佑 - 大河ドラマ「光る君へ」 【大河ドラマ「光る君へ」公式】のちの最高権力者 藤原 道長 <柄本 佑さん>をご紹介しています。 大河ドラマ「光る君へ」 - NHK 法成寺入道前攝政太政大臣藤原道長(ふじわらのみちなが966~1027)。兼家の子。御堂関白通称する。娘三人を立后させて外戚となり、全盛を迎えた。法成寺を建立した。五首。...
View Article光る君へ 香炉峰の雪 白居易
(16)華の影 - 大河ドラマ「光る君へ」石山寺からの帰路、まひろ(吉高由里子)は思いかけず、さわ(野村麻純)を傷つけていることを知り落胆する。宮中では、後宮に伊周(三浦翔平)や弟の隆家(竜星涼)らが集...大河ドラマ「光る君へ」 - NHK 香爐峯下新卜山居 草堂初成偶題東壁 白居易 日高睡足猶慵起 小閣重衾不怕寒 遺愛寺鐘欹枕聽 香爐峯雪撥簾看 匡廬便是逃名地 司馬仍爲送老官...
View Article湖月抄 藤袴 玉鬘の尚侍就任
御宮仕にまいり給はん人なればなり。哢義 かたじけなきすぢをおもひしりながら、え しづめ侍らぬ心の中をいかでかしろしめ さるべき。中/\覚しうとまんがわびしさ に、いみじくこめ侍を√いまはたおなじと思ひ 細柏木也 給へ侘てなん。頭中将のけしきは御らんじ しりきや。人のうへになど思ひ侍けん。身にて こそいとおこがましく、かつはおもひ給しら...
View Article唐詩選画本 和祠部王員外雪後早朝即事 岑参
和祠部王員外雪後早朝 卽事 岑参 長安雪後似春歸積素凝華 連曙暉色借玉珂迷曉騎光 添銀燭晃朝衣西山落月臨天 仗北闕晴雲捧禁闈聞道仙 郎歌白雪由來此曲和人稀 東江雲士書 ○ちやうあんせつごはるのかへるににたり。そをつみくわをこらしてしよきつらなる。いろはぎよくかに かりてきやうきまよい、ひかりはぎんしよくにそふててふいほがみかなり。せいざんのらくげつてん...
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