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Channel: 新古今和歌集の部屋
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俊成三十六歌仙 藤原仲文 日野弘資筆コレクション

右   藤原仲文 有明の月の光を  まつほとにわか世         の   いたく更にける          哉 拾遺集巻第八雑歌上  冷泉院の東宮におはしましける時月をまつ心のうたをのことものよみ侍りけるに  藤原仲文 ありあけの月のひかりをまつほとにわか世のいたくふけにけるかな 公任三十六人撰 俊成三十六人歌合 ありあけのつきのひかりをまつほどにわがよのいたくふけにけるかな...

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俊成三十六人歌合 坂上是則 日野弘資筆コレクション

左  坂上是則  ふるさとさむく        成まさる也 みよし野の    山の白雪       つもるら          し み吉野の山の白雪積もるらし古里寒くなりまさるなり  古今集巻第六325   ならの京にまかれりける時に   やとれりける所にてよめる       坂上是則  みよしのの山の白雪つもるらしふるさとさむくなりまさるなり  和漢朗詠集...

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春歌上 春や昔の月に問ふ 筆者不明コレクション

千五百番歌合に    右衞門督       通具 梅のはなたか袖  ふれしにほひ       そと  はるやむかしの    月にとはゝや 新古今和歌集 巻第一春歌上 千五百番歌合に 梅のはな誰が袖ふれしにほひぞと春や昔の月にとはばや 作者:源通具。堀川大納言とも。堀川家の祖。 48.2cm x 35.5cm 平成28年5月 22日 貮

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送王永  劉商 筆者不明コレクション

君去春山   誰共遊  鳥啼花落   水空流 送王永     劉商 君去春山誰共遊 鳥啼花落水空流 如今送別臨溪水 他日相思來水頭 王永を送る  劉商 君去らば春山誰と共にか遊ばむ。 鳥啼き花落ちて水空しく流れむ。 如今別れを送りて溪水に臨む。 他日相思はば水頭に來たれ。 韻 遊流頭(尤) 劉商...

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美濃の家づと 一の巻 春歌下4

五十首歌奉りし時             家隆朝臣 さくら花夢かうつつかしら雪のたえてつれなき峯の春風 めでたし、本歌√云々しら雲のたえてつれなき君が心か、たえては、上よりは、白雲の絶たる意につゞけて、たえてつれなきは、俗言に言語道断のつれなき風ぞ、といふ意に...

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転た寝橋

はしの名をなほ うたたねと きく人のきくはゆめちか うつつなからに 恵慶法師集 橋の名をなほうたた寝と聞く人の聞くは夢路か現ながらに はしのなをなほうたたねときくひとのきくはゆめちかうつつなからに 枕草子六十一段  橋はあさむつの橋、長柄の橋、天彦の橋、浜名の橋、ひとつ橋、うたた寝の橋、佐野の舟橋、堀江の橋、鵲の橋、山菅の橋、一筋わたしたる棚橋、心狭けれど、名を聞くにをかしきなり。    吉野川宮滝

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歌論 俊頼髄脳 仁徳天皇

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賀歌 生野

新古今和歌集巻第七 賀歌 平治元年大嘗會主基方辰日參入音聲生野をよめる      刑部卿範兼    大江山 越えていく野の末  とほみ   道ある世  にも逢ひに けるかな 読み:おおえやまこえていくののすえとおみみちあるよにもあいにけるかな 〒620-0823 京都府福知山市生野99の付近

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歌論 俊頼髄脳 最澄

傳教大師御歌、 阿耨多羅三藐三菩提の佛たちわが立つ杣に冥加あらせ給へ これは、比叡の山を、末まで事なくあるべきよしを、詠ませ給へるなり。この人々こそ、歌などは、さるものもやあるとも知らでおはすべけれど、われが國の風俗なれば、みな詠み給へり。 ※新古今和歌集巻第二十釈教歌 比叡山中堂建立の時歌 傳教大師 阿耨多羅三藐三菩提の佛たちわがたつ杣に冥加あらせたまへ...

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古今著聞集 賀茂の利生

古 今 著 聞 集    神祇第一 32 二條宰相雅經賀茂社に日參して利生を蒙る事...

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栄花物語 万葉集と勅撰集

榮花物語 巻第一 月の宴 昔、高野の女帝の御代、天平勝寶五年には、左大臣橘卿、諸卿大夫等集りて、万葉集を撰ばせたまふ。 醍醐の先帝の御時は、古今二十卷撰りとゝのへさせたまひて、世にめでたくせさせたまふ。...

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万葉集 よしとよく見て

よき人の  吉野よく よしと     見よ よく     よき人  見て     よく よしと     見つ 言ひし   天武天皇 万葉集巻第一 27   天皇幸于吉野宮時御製歌 淑人乃良跡吉見而好常言師芳野吉見与 良人四来三  紀曰 八年己卯五月庚辰朔甲申幸于吉野宮 淑き人のよしとよく見てよしと言ひし吉野よく見よ良き人よく見 よきひとのよしとよくみてよしといひしよしのよくみよよきひとよくみ...

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歌論 俊頼髄脳 住吉御歌

住吉の神の御歌、夜や寒きころもやうすき片ぞきのゆきあはぬまより霜やおくらむこれ、御社の年つもりて荒れにければ、帝の御夢に見せたてまつらせ給へる歌なり。片削といへるは、神の社の棟に、高くさしいでたる木の名なり。住吉の御社は、二つの社さしあひてあれば、その二つの社の朽ちにたるよしを、詠ませ給へるにや。かたそぎを、かささぎと書ける本もあるか。歌論義に互に争へることあり。鵲といひては心も得ず。【略】...

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考察 有馬山

どの百人一首の解説にも有る有馬山と猪名。 「有馬山の近くにある猪名」 所が有馬山は、どの山か?について解説した物は無い。 猪名については、猪名川が有り、その流域からは、伊丹市、豊中市となる。 そこから、有馬温泉が近隣となることはあまりにも遠すぎて、有り得無いし、見えない。 とすれば、伊丹市、豊中市、そして精々宝塚市から見える山を指すと云う方が合理的である。...

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和漢朗詠集 田家 一条院良誉筆コレクション

和漢朗詠集 田家 田家秋意 紀斉名 野酌卯時桑 葉露山畦甲 日稲花風 野酌は卯時桑葉の露、 山畦は甲日稲花の風 一条院良誉筆 文明七年~? 近衛政家男 興福寺別当大僧正一条院 平成28年5月 22日 壱點陸伍

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公任三十六歌仙 素性 画家筆者不明コレクション

 左    素性 見はたせは  法師   柳さくらを     こきませて  都そはるの    にしき      なりける 古今和歌集春歌上 花さかりに京を見やりてよめる そせい法し みわたせは柳桜をこきませて宮こそ春の錦なりける みわたせはやなきさくらをこきませてみやこそはるのにしきなりける 古今和歌六帖 和漢朗詠集 公任三十六人撰平成28年5月22日 貮點壱

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歌論 俊頼髄脳 蝉丸

蝉丸が歌 世の中はとてもかくてもありぬべし宮も藁屋もはてしなければ これは、逢坂の關にゐて、行き來の人に物を乞ひて、世をすぐすものありけり。さすがに、琴などひき、人にあはれがられける者にて、故づきたりけるものにや。あやしの草の庵を作りて、藁といふものを、かけてしつらひたりけるを見て、 あやしの住処のさまや。藁してしも、しつらひたるこそ など笑ひけるを、詠める歌なり。 【略】 ※世の中は...

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古今著聞集 一念多念

古今著聞集釈教第二 66 後鳥羽院聖覺法印に一念多念の義を尋ね給ふ事 後鳥羽院、聖覺法印參上したりけるに、近來専修の輩、一念多念とて、たてわけてあらそふなるは、いづれか正とすべきと御尋ありければ、行をば多念にとり、信をば一念にとるべきなりとぞ申侍ける。

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栄花物語 円融院の諒闇

榮花物語 巻第四みはてぬゆめ その一 かくて圓融院の御葬送紫野にてせさせたまふ。そのほどの御有樣思ひやるべし。ひととせの御子の日に、このわたりのいみじうめでたかりしはやと、思し出づるも、あはれに悲しければ、閑院の左大將 紫の雲のかけても思ひきや春の霞になして見んとは 行成の兵衞佐いと若けれど、これを聞きて一條の攝政の御孫成房の少將の御もとに おくれじと常のみゆきはいそぎしを煙にそはぬたびの悲しさ...

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古今著聞集 内弁の作法

古今著聞集公事第四 103 後鳥羽院内辨の作法を習ひ給ふ事...

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