鴨長明と平家琵琶
平家物語を語る琵琶法師の平家琵琶は、ネックが直角に曲がった楽琵琶を使用する特徴が有る。 又、平家を物語る平曲は、天台宗の声明の流れを受けていると言われる。 鴨長明は、楽琵琶を中原有安に学び、名手と知られていた。 又、天台宗の声明は、大原の来迎院の良忍が集大成した。 そして、長明は、最初大原に遁世した。...
View Article阿波内侍について
阿波内侍は、藤原通憲(信西)の娘又は孫と言われ、崇徳院の寵愛を受けて、保元元年(1156年)の保元の乱で讃岐に流された後も交流を持ち、院崩御後(1164年)に霊廟を祭ったのが、祇園の安井金比羅宮である。 一言寺は、社伝に因れば、もとは藤原通憲(信西)の娘で建礼門院に仕えた阿波内侍の開基により創建されたとあり、その後衰退したが、明治8年、醍醐寺の塔頭である金剛王院が移されて復興されたとある。...
View Article日本書蹟大鑑 第十五巻 目次 蔵書
日本書蹟大鑑 小松茂美著 講談社 拾點伍 第十五 織田信雄 日奥 中和門院 北畠親顕 禅昌 白川雅朝 日樹 広橋総光 加藤嘉明 徳川秀忠 角倉素庵 金地院崇伝 森忠政 狩野山楽 九条兼孝 伊達政宗 久我通前 西洞院時直 里村昌琢 本阿弥光悦 里村玄仲 本多正純 本阿弥光渣 島津家久 八十島道除 和久半左衛門 烏丸光広 好仁親王 烏丸光賢 四辻季継 西洞院時慶 大久保彦左衛門 袋中良定...
View Article哀傷歌 俊成
新古今和歌集 巻第八 哀傷歌 皇太后宮大夫俊成 うき世には今はあらしの山風にこれや馴れ行くはじめなるらむ 稀にくる夜半もかなしき松風を絶えずや苔のしたに聞くらむ 伏見区深草願成町
View Article山市晴嵐 瀟湘八景コレクション
大炊御門大納言家孝卿 山市晴嵐 松たかき里より うへのみねはれて あらしもしづむ山 もとのくも 松高き里より上の峰晴れて嵐も静む山元の雲 【大炊御門大納言家孝】1747-1799 江戸時代中期-後期の公卿。 延享4年1月25日生まれ。大炊御門経秀の子。天明7年内大臣となり,寛政元年辞任。4年内大臣に再任され,8年右大臣にすすんだ。従一位。寛政11年5月13日死去。53歳。法号は瑶台寺。 23 x...
View Article無名抄 千載集に予一首入り悦事
千載集に予一首入り悦事 千載集には予が哥一首いれり。させる重代にもあらず。よみくちにもあらず。又時にとりて人にゆるされたる好士にもあらず。しかあるを一首にてもいれるはいみじき面目なりとよろこび侍を故筑州きゝて...
View Article無名抄 哥をつくるにをとる事
覺盛法師が云 「哥はあら/\しくとめもあはぬやうなるひとつのすがた也。それをあまりさいくみてとかくすればはてにはまれ/\物めかしかりつる所さへうせてなにゝてもなきこものになるなり。」 と申しき。さもときこゆ。 秀經公哥に、 としをへてかへしもやらぬおやまだは たねかす人もあらじとぞおもふ この哥ゑんなるかたこそなけれどひとふしいひてさる躰の哥とみ給べき。としへてのち彼集のなかに侍をみれば、...
View Article日本書蹟大鑑 第九巻 目次 蔵書
日本書蹟大鑑 小松茂美著 講談社 拾點伍 第九巻 北条早雲 冷泉政為 武田元信 四辻季経 豊原統秋 飛鳥井雅俊 中御門宣胤 松木宗綱 相阿弥 冷泉為広 高倉永宣 広橋守光 後柏原天皇 覚道法親王 牡丹花肖柏 甘露寺元長 大内義興 小倉季種 東坊城和長 中院通胤 山科言綱 岩山道堅 中御門宣秀 柴屋軒宗長 鷲尾隆康 宗碩 庭田重親 徳大寺実淳 道永法親王 持明院基春 三条西実隆 慈運法親王...
View Article日本書蹟大鑑 第十巻 蔵書
日本書蹟大鑑 小松茂美著 講談社 拾點伍 第十 大内義隆 三条公頼 相良武任 二条尹房 蒲生智閑 山崎宗鑑 武野紹鷗 後奈良天皇 大炊御門経名 持明院基規 富小路氏直 三条実香 狩野元信 白川雅業 飛鳥井雅綱 今川義元 三条西公条 万里小路秀房 細川晴元 三好長慶 足利義輝 滋野井公古 中院通為 近衞稙家 正親町三条実福 広橋兼秀 毛利元就
View Article瀟湘八景 2
瀟湘八景 玉澗作2 瀟湘夜雨 先自空江易斷魂 先づ空江より魂を断ち易し、 凍雲粘雨湿黄昏 凍雲雨に粘(ねや)して黄昏を湿ほす。 孤燈篷裏聽簫瑟 孤灯篷裏簫瑟を聴く。 祇向竹枝添涙痕 ただ竹枝に向かひて涙痕を添ふ。 洞庭秋月 西風剪出暮天霞 西風剪り出す暮天の霞、 萬頃煙波浴桂花 万頃煙波桂花を浴す。 漁笛不知羈客恨 漁笛は羈客の恨みを知らず、 直吹寒影過蘆花 直に寒影を吹いて芦花を過ぐ。...
View Article芭蕉句碑 思い出桜 伊賀市
さま/"\の 桃青 事おもひ 出す櫻哉 貞享五年 笈の小文、笈日記、泊船集 笈日記 同じ年の春にや侍らむ故主君蝉吟公の庭前にて 季語:桜 場所:伊賀上野城天守閣東
View Article芭蕉句碑 欠席謝辞 伊賀市
升かふて 芭蕉 分別かわる 月見かな 旧小田小学校本館 旧崇廣堂 三重県立上野高校 元禄七年 住吉の市に立てそのもどり長谷川畦止亭におの/\月を見侍るに 升は、住吉大社の宝の市の名物。 芭蕉は十三夜の月見に体調を崩し、句会を欠席して、次の十四日の句会での発句。 季語:月見 上野市役所南
View Article瀟湘八景 和歌
1 瀟湘八景 瀟湘八景は、中国の洞庭湖の南、瀟水と湘水が合流する地域の8つの勝景で、多くの絵画や漢詩(①、②)に取り上げられ、日本には禅宗とともに輸入され、五山文学として広まった。 その8つの景勝は、 山市晴嵐 漁村夕照 遠浦帰帆 瀟湘夜雨 煙寺晩鐘 洞庭秋月 平沙落雁 江天暮雪 であり、近江八景や南都八景、金沢八景、博多八景など日本の名勝地にも肖って称された。 2 冷泉為相和歌...
View Article万葉集 貧窮問答歌
万葉集巻第五 893世間乎宇之等夜佐之等於母倍杼母飛立可祢都鳥尓之安良祢婆 世間を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば ●体系 高木市之助他 岩波書店 P101 やさし―語源は痩ス。ヤス→ヤサシ(痩せるような気持がする)。これが後に、恥かしい意と、優美な意とに転じ、さらに平易の意味となる。 ―補注 P438 やさし...
View Article古今集 新古今集 フランクリン・ライブラリー 蔵書
フランクリン・ライブラリー 古今和歌集 新古今和歌集 訳者 古今集 窪田章一郎 新古今集 小島吉雄 初版:1985年11月1日 刊行:フランクリン・ライブラリー 筑摩書房の許諾 古今和歌集 新古今和歌集 予約者だけに50冊配本した豪華本のセット
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