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Channel: 新古今和歌集の部屋
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明月記 元久二年八月二日 十首切出し、切り入れ指示

明月記 元久二年 八月...

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明月記 元久二年八月三日 切り入れ終る

明月記 元久二年 八月 三日。天晴る。辰の時、院に参ず。家長等見ず。午の時に適適出て来。有家朝臣と歌を切り入れ了りて、退出す。心神殊に悩む。ー略ー

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明月記 建永元年七月二十四日 歌の沙汰

明月記 建永元年 七月 二十六日。天晴る。夜、大風。番に依り和歌所に参ず。歌の沙汰あり。秉燭に帰参す。名謁をはりて宿候す。鳥羽殿に御幸。

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明月記 建永元年七月二十五日 卿相侍臣歌合

明月記 建永元年 七月...

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明月記 建永元年七月二十六日  卿相侍臣歌合切入

明月記 建永元年 七月 二十六日。天晴る。ー略ー。 歌を見る、昨日の如し。大府候す。前夜の歌、注し進むべき由、仰せ有り。撰み出し、注して之を進む。清範帰り出づ。宜しき歌、新古今に入るべきの由仰す(予の月の歌、此の内に在り。存外)。昏に臨みて退下す。 卿相侍臣歌合 卿相侍臣当座歌合

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小倉山百人一首 三夕

   寂蓮法師 三 さびしさは    その色としも      なかりけり 夕 槙たつ山の    秋のゆふぐれ  ーーーーーーーーーーーーーーーー 之  西行法師   こゝろなき身ににも 圖  あはれは      しられけり  并 鴫たつ沢の     秌の夕ぐれ  ーーーーーーーーーーーーーーーー    藤原定家 和 見わたせば    花ももみぢ        も   なかりけり      うらの...

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明月記 建永元年七月二十九日  終日新古今を見る

明月記 建永元年 七月 二十九日。雨降る。雨を凌ぎて参上するの間、摂政殿の御車に逢ひ奉る。上○の体、極めて便無しと雖も深泥に下る。和歌所に参ず。宮内、両少将と秋日新古今を見る。秉燭に退下す。 ※ ○糸へんに舌 摂政殿 近衛家実。猪熊関白。 宮内 家隆 両少将 具親、雅経

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明月記 建永元年七月三十日 一夜歌等切入

明月記 建永元年 七月 三十日。天晴る。所に参ず。又一夜の歌等、新古今に切り入れる。夜に入りて宿候す(番)。

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小倉山百人一首 近代歌人三名家

婦人之論 惣て婦人は心愚にして 賎きやうにいへどもさには あらず。夫日の本を姫氏國 言事かたじけなくも天照 皇太神宮女神にてわたら せ給ふによりてなりさあれば 婦人をいやしむべきにあら ざれども女には人我の相と いふ事のありて人と我と隔 心あるがゆへなり。天地人と云 て天も地も人も同体の ものにてさらに隔はなきもの なり。此道理をよく弁へ何 事も裏表なく真実を本 として偽かざる心なく柔和...

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明月記 建永元年八月一日 切継ぐ。卿相侍臣嫉妬歌合詠進

明月記 建永元年 八月 一日。雨降る。和歌所に参ず。又新古今を切り継ぐ。川崎に御幸の間、各々笠を取りて下り立ち、見参す。又還りて所に着す。大略、功を終へ了りて退出す。述懐の三首、即ち詠進し、将監の許に送り了んぬ。今夜、沐浴す。 将監 清範 述懐三首 卿相侍臣嫉妬歌合

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栄花物語 御霊会の細男 年中行事絵巻との関係

栄花物語 巻第二十四 わかばえ...

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小倉山百人一首 婦教訓萬宝全書安都麻嘉雅美1

 今川になぞらへ  て自をいましむ  制詞の条々 一 常の心ざしかたま   しり女のみち   明らかならざる事 一 わかき女無量の   宮寺に参り樂   しむ事 一 少しあやまちとて ※ 今川とは、南北朝の武将、今川貞世が、弟の仲秋に宛てて書いた家訓の「今川状」の事。これになぞらえて女性としての教訓を書いたものが「女今川」。 婦教訓萬宝全書安都麻嘉雅美 (オンナ キョウクン バンポウ ゼンショ...

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明月記 建永元年八月二日 高松宮歌切出す

明月記 建永元年 八月...

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明月記 建永二年四月七日 自嘆歌十首召される

明月記 建永二年 四月 八日。天晴る。参上の次で、桟敷の壇上に於いて実任僧正に謁す。□恐推参、馬場に参ぜず。家長を以て、自ら嘆く歌十首を召さる。卒爾旅所の間、引見するに能はず。思ひ出すに随ひ、形の如くに書き進む。秉燭以下、帰参す。深更に名謁、還り出づ。

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明月記 建永元年十一月十三日

明月記 建永元年 十一月 十三日。天晴る。巳の時、院に参ず。出でおはします無し。未の時許りに、清範と相共に御製を見、新古今に切り入る。入れ替へらるるなり。ー略ー

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明月記 建永二年四月八日 自嘆二首切入

明月記 建永二年 四月 八日。天晴る。出でおはします。ー略ー。 又三番。乗尻等出づる後、家長を以て、昨日の歌十首の中、待人の脚の路(雪)、旅人の袖吹返す宜しき由、思し召す。入らざる如何の由、仰せ事有り。棕じて思ひ分けず。迷ひ出す由、此の事を申す。凡そ弁じ難き事なり。昏に退出す。 攝政太政大臣大納言に侍りける時山家雪といふことをよませ侍りけるに 待つ人のふもとの道は絶えぬらむ軒端の杉に雪おもるなり...

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明月記『建永二年四月八日』条と新古今和歌集切入の考察

明月記建永二年四月八日条には、前日藤原定家が提出した自嘆歌十首のうち、二首が切り入れられたとの記載が有る。これについて、考察する。 新古今集羈旅歌の『袖吹き返す』の後三首(家隆、雅経、家長)は、元久元年十一月北野宮歌合の題は羈旅で有り、本来は家隆の詞書にその旨記載されるべきであるが、漏れている。...

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春歌上 家隆 花の宿 白川雅喬筆色紙コレクション

思ふどちそこ   ともしらず     行くれ        ぬ 花のやどかせ  野べのうぐひ        す 春歌上 藤原家隆朝臣 おもふどちそことも知らず行き暮れぬ花のやどかせ野べの鶯 白川雅喬 元和七年(1621年)-元禄元年(1688年) 神祇伯。雅陳の子。非参議正二位を務める。通村流の書に優れた。 川勝宗久 古筆鑑定家川勝宗久には初代と二代目がいるが、本書の鑑定がどちらによるものかは不明...

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明月記 建永二年二月二十六日 又沙汰

明月記 建永二年 二月 二十六日。天晴る。参上し、壇所に於て大僧正御坊に見参す。和歌所に於て、又新古今を沙汰す(尽くる期無き事なり)。晩頭に及びて、出でおはします無し。仍て退出す。

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明月記 建永二年六月二日 御点給ひ切出す

明月記 建永二年 六月 二日。終日甚雨。雨を凌ぎて参上す。和歌所に於て尊智を召し、大井河の絵様を書かしむ。又、一日の部類歌の中、猶出すべき歌多く、御点を給ふ。仍て之を出す。又新古今の歌少々之を出す。昏黒に退出す。序に英豪の輩を載す。筋力の窮屈、一身に在り。

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