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Channel: 新古今和歌集の部屋
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西行水探究

都名所圖會 第一に 西行水は三條坊門室町の東にあり。(洛中の名水なり。西行上人此地に住居し                   此井は楊枝を以て掘出すなりとぞ) と有り、【九里】を探して三千里様が西行水 楊枝を以って…で御紹介された地図を元に現在地での西行水位置を推定する。 1 親ラン上人の地...

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鵲の橋 定家拾遺愚草

拾遺愚草  花鳥各十二首   鵲 長き夜に羽をならぶる契りとて秋待ち渡る鵲の橋 ながきよにはねをならぶるちきりとてあきまちわたるかささぎのはし

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隠岐本の諸本

隠岐本新古今和歌集と研究(後藤重郎著昭和47年?)「三、隠岐本系諸本をめぐって」による隠岐本の諸本(冷泉家時雨亭文庫蔵を加えた。) 一、二十巻全部に符号がある本 宮内庁書陵部蔵鷹司城南館旧蔵本…鷹甲 呉文炳博士蔵吉田幸一博士旧蔵明応二年慶祐書写本…慶 小宮堅次郎氏蔵本…小 大島雅太郎氏旧蔵老比丘本…老 武田祐吉博士蔵柳瀬福市氏旧蔵本…柳 武田祐吉博士蔵一本…武 武田祐吉博士蔵近藤盛行旧蔵本…近...

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隠岐本異本の分類

異本の分類 後藤重郎博士の隠岐本新古今和歌集の研究 隠岐本系諸本をめぐってによると、「符号に関し分類すると次の如くである。」(179~180頁) (A)符号をつけた歌による分類 a 残された歌・除かれた歌両者に符号をつけた本  鷹甲・天・嘉・鳥 b 残された歌に符号をつけた本  慶・小・合・穂乙・春・猪 c 除かれた歌に符号をつけた本  老・柳・武・近・藤・後・永・大・鷹乙・中・久断・後断・正...

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源氏物語と新古今和歌集 しのぶのみだれ 帚木

帚木  まだ中将などにものし給しときは、内にのみさぶらひようし給て、大殿には絶え/ヾまかで給ふ。しのぶのみだれやとうたがひきこゆる事もありしかど、さしもあだめきめなれたるうちつけのすき/ヾしさなどはこのましからぬ御ほんじやうにて、まれには、あながちにひきたがへ、心づくしなることを御心におぼしとゞむるくせなむあやにくにて、さるまじき御ふるまひもうちまじりける。 第十一  戀歌一   女に遣はしける...

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源氏物語と新古今和歌集 ははき木 帚木

帚木 君は、いかにたばかりなさむと、またおさなきをうしろめたくまちふし給へるに、ふようなるよしをきこゆれば、あさましくめづらかなりける心のほどを、身もいとはづかしくこそなりぬれと、いと/\おしき御けしき也。とばかりものものたまはず。いたくうめきてうしとおぼしたり。 はゝき木の心をしらでその原のみちにあやなくまどひぬるかな  きこえん方こそなけれとの給へり、女も、さすがにまどろまざりければ、...

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源氏物語と新古今和歌集 海人の子なれば 夕顔

夕顔 つきせずへだてたまへるつらさに、あはさじとおもひつるものを、いまだになのりし給へ。いとむくつけし。との給へどあまの子なれば。とてさすがにうちとけぬさまいとあひだれたり。 よし、これも我からめなり。とうらみ、かつはかたらひくらし給。 第十八  雜歌下   題しらず       よみ人知らず 白波の寄する渚に世をすぐす海士の子なれば宿もさだめず

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源氏物語と新古今和歌集 朧月夜ににるものぞなき 花宴

花宴  かやうにて世中のあやまちはするぞかしと思ひて、やをらのぼりてのぞき給。 人はみなねたるべし、いとわかうおかしげなるこゑの、なべての人とは聞こえぬ 朧月夜ににるものぞなき とうちずして、こなたざまにはくるものか。いとうれしくて、ふと袖をとらへたまふ。 女、おそろしと思へるけしきにて、 あなむくつけ。こはたこそ。との給へど、 なにか、うとましきとて、...

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源氏物語と新古今和歌集 押し上げ方の 憂きひとしもぞ 葵、賢木

葵...

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源氏物語と新古今和歌集 をくれさきだつ 葵、柏木、御法

葵 君もたび/\鼻うちかみて、 をくれさきだつほどのさだめなさは、世のさがとみ給へしりながら、さしあたりておぼえ侍心まどひは、たぐひあるまじきわざとなむ。院にも、ありさまそうし侍らむに、おしはからせ給てむ。ときこえ給。さらば、時雨のひまなく侍めるを、暮ぬほどに。とそゝのかしきこえ給。 柏木...

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源氏物語と新古今和歌集 馴れはまさらで 葵

葵  このひめ君を、いまゝでよ人もその人ともしりきこえぬも、物げなきやう也、ちゝ宮にしらせきこえてむ、とおもほしなりて、御もぎの事、人にあまねくはの給はねど、なべてならぬさまにおぼしまうくる御よういなど、いとありがたけれど、...

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二十一代集 新古今和歌集 上ノ二、下ノ二 蔵書

正保四年  二十一代集 新古今和歌集 上ノ二 巻第六冬歌~巻第十羇旅歌 新古今和歌集 下ノ二 巻第十六雑歌上~巻第二十釈教歌 正保四年吉田四郎右衛門の刊行 新古今和歌集の巻末の刊記が有るはずだが、欠損。破り取った跡が有る。 朱書交合の跡が有る。 深井蔵書印 所有者不明。 国立国会図書館蔵14、16

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源氏物語と新古今和歌集 露のやどりに君を置きて 賢木

賢木  れいならぬ日かずもおぼつかなくのみおぼさるれば、御文ばかりぞしげうきこえ給める。 ゆきはなれぬべしやと心み侍道なれど、つれ/ヾもなぐさめがたう、心ぼそさまさりてなむ。きゝさしたる事ありて、やすらひ侍ほど、いかに。 など、みちのくにがみにうちとけかき給へるさへぞめでたき。 あさぢふの露のやどりに君ををきてよもの嵐ぞしづ心なき など、こまやかなるに、女君もうちなき給ぬ。御返し、しろきしきしに、...

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源氏物語と新古今和歌集 関吹きこゆる 須磨

須磨 すまにはいとゞ心づくしの秋風に、うみはすこしとをけれど、ゆきひらの中納言の、せきふきこゆるといひけんうらなみ、よる/\はげにいとちかくきこえて、またなくあはれなるものは、かゝる所の秋なりけり。御前にいと人ずくなにて、うちやすみわたれるに、ひとりめをさましてまくらをそばたててよものあらしをきゝ給に、なみたゞこゝもとにたちくる心ちして、涙おつともおぼえぬに、枕うくばかりになりにけり。...

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源氏物語と新古今和歌集 桜かざしし 須磨

須磨...

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源氏物語と新古今和歌集 あはと見て 明石

明石  京よりも、うちしきたる御とぶらひども、たゆみなくおほかり。のどやかなる夕月夜に、うみのうへくもりなくみえわたれるも、すみなれ給し故郷の池水思ひまがへられ給に、いはむかたなくこひしきこと、いづかたとなくゆくゑなき心ちし給て、たゞめのまへにみやらるゝはあはぢしま成けり、あはとはるかになど給て、 あはとみるあはぢのしまのあはれさへのこるくまなくすめるよの月...

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源氏物語と新古今和歌集 萌え出る春 蓬生

蓬生  いまはかぎりなりけり、としごろあらぬさまなる御さまを、かなしういみじきことを思ひながらも、もえいづるはるにあひ給はなむとねじわたりつれど、たびしかはらなどまでよろこびおもふなる御くらゐあらたまりなどするを、よそにのみきくべきなりけり、かなしかりしおりのうれはしさは、たゞわが身ひとつのためになれるとおぼえし、かひなきよかな、と心くだけてつらくかなしければ、人しれずねをのみなき給ふ。 第一...

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源氏物語と新古今和歌集 端山繁山 常夏、東屋

常夏...

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源氏物語と新古今和歌集 道の果てなる常陸帯 藤袴、竹河

藤袴 おなじのの露にやつるゝふぢばかまあはれはかけよかことばかりもみちのはてなるとかや、いと心づきなくうたてなりぬれど、みしらぬさまに、やをらひきいりて、 たづぬるにはるけき野べの露ならばうすむらさきやかとならし かやうにてきこゆるより、ふかきゆへはいかゞとの給へば、すこしうちわらひて、 竹河 少將なりしも、三位中將とかいひておぼえあり。 かたちさへあらまほしかりきや...

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源氏物語と新古今和歌集 幾返り 藤裏葉

藤裏葉 宰相、盃をもちながら、けしきばかりはいしたてまつり給へるさま、いとよしあり。 幾かへり露けき春をすぐしきてはなのひもとくをりにあふらん とうの中將にたまへば たをやめの袖にまがへる藤の花みる人からや色もまさらむ...

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