雑歌上 有明 伏見宮貞清親王筆掛軸コレクション
式子内親王 ありあけのをなじながめはきみも とへ宮このほかも秋の山ざと 春日社の哥合に暁月の心を 摂政太政大臣 あまのとをゝしあげがたのくも まより神よのつきのかげぞのこれる 新古今和歌集巻第十六 雜歌上 (長月の有明の頃山里より式子内親王に贈れりける) (惟明親王) (思ひやれなにを忍ぶとなけれども都おぼゆるありあけの月) かへし...
View Article人麻呂 三十六歌仙 飛鳥井雅章筆色紙コレクション
左 柿本人丸 ほの/"\とあかし の浦の朝霧に嶋 かくれゆく舟をし ぞ思ふ 古今和歌集羇旅歌 題しらず よみ人しらず ほのほのとあかしのうらのあさきりにしまかくれゆくふなをしそおもふ このうたある人のいはく、かきもとのひろまろがうたなり 飛鳥井大納言雅章卿 飛鳥井雅章 慶長十六年(1611年)-延宝七年10月12日(1679年)...
View Article帰田賦 張衡 文選
これは、令和の原典が文選にあると主張するものでは無く、万葉集が文選の影響をかなり受けていると言う証を示す為である。 令和発表後、文選をアップする者がいるかと思ったが、そう考える者はおらず、それならと言うので、原文と訓文をアップする。 政府が帰田賦を典拠としなかったのは、張衡が重く用いられず、官を辞す時の賦で、「無明略以佐時」や「超埃塵以遐逝...
View Article貫之 三十六歌仙 筆者不明色紙コレクション
右 紀貫之 さくらちる 木のした風は さむからで 空にしられぬ 雪ぞふり ける 拾遺集春歌 亭子院歌合に 桜ちる木この下風はさむからで空にしられぬ雪ぞふりける 公任三十六人撰 和漢朗詠集落花 平成31年4月3日 弐點壱/十九
View Article躬恒 三十六歌仙 久我広通筆色紙コレクション
左 凡河内躬恒 いづくとも はるのひかり わかなくに まだみよしのゝ やまはゆきふる 後撰集 延喜御時、御厨子所にさぶらひけるころ、沈めるよしを 歎きて、御覧ぜさせよとおぼしくて、ある蔵人に贈りて 侍りける十二首がうち いづことも春の光はわかなくにまだみ吉野の山は雪ふる 久我左大臣廣通卿 久我広通 寛永三年(1626年)-延宝二年4月13日(1674年)...
View Article伊勢 三十六歌仙 筆者不明色紙コレクション
右 伊勢 みわのやまいかにまち 見んとしふともだづ ぬるひともあらじ と 思へば 古今集 仲平の朝臣あひしりて侍りけるを、離れがたになりにけ れば、父が大和の守に侍りけるもとへまかるとて、よみ てつかはしける みわの山いかに待ち見む年ふともたづぬる人もあらじと思へば 公任三十六人撰 俊成三十六人歌合 時代不同歌合 平成31年4月3日 弐點壱/十九
View Article家持 三十六歌仙 葉室頼業筆色紙コレクション
左 中納言家持 春 の 野 に あさるきゞすの つまごひに をのがありかを人 にしれつゝ 万葉集巻第八 春雉歌一首 春野尓安佐留雉乃妻戀尓己我當乎人尓令知管 春の野にあさる雉の妻恋ひに己があたりを人に知れつつ 拾遺集 春の野にあさる雉の妻恋ひに己がありかを人に知れつつ 公任三十六人撰 葉室大納言頼業卿 葉室頼業 慶長二十年(1615年)-延宝三年(1675年) 1656-1666 権大納言...
View Article俊成卿女と宮内卿 蔵書
0 院 5 書 0 間 選 笠 人 歌 本 日 情緒纏綿な空気をまとう俊成卿女 と ン 爽やかで理知的な歌を詠む宮内卿 女 香 ョ 新古今和歌集を彩る二人の才嬢 卿 卿 シ 成 内 藤...
View Article赤人 三十六歌仙 筆者不明色紙コレクション
右 山邉赤人 わかの浦にしほ みちくれば かたをな み あし辺をさして たづなきわたる 万葉集巻第六 神龜元年甲子冬十月五日幸于紀伊國時山部宿祢赤人作歌一首并短歌 若浦尓塩満来者滷乎無美葦邊乎指天多頭鳴渡 若の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺あしへをさして鶴たづ鳴き渡る 公任三十六人撰 俊成三十六人歌合 時代不同歌合 平成31年4月3日 弐點壱/十九
View Article業平 三十六歌仙 中院通茂筆色紙コレクション
左 在原業平 朝臣 たえ て 世の さ くら なかに の の どけ なか から りせば まし 春の 心は 古今集巻第一春歌上 なぎさの院にて桜を見てよめる 世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 伊勢物語 公任三十六人撰 中院大納言通茂卿 中院通茂...
View Article遍昭 三十六歌仙 筆者不明色紙コレクション
右 僧正遍昭 たらちねはかゝれ とてしも烏羽玉の わが なで くろ ずや 有 髪を けん 後撰集 初めて頭おろし侍りける時、物に書きつけ侍りける たらちめはかかれとてしもむばたまの我が黒髪をなでずやありけむ 公任三十六人撰 和漢朗詠集 無名抄 平成31年4月3日 弐點壱/十九
View Article明月記 承元元年十一月八日 又新古今を切る
明月記 承元元年 十一月 八日。天晴る。参上す。仰せに依り、又新古今を切る(出入、掌を反すが如し)。切り継ぎを以て事となす。身に於て、一分の面目無し。近日和歌の沙汰、又耳を驚かす。上手多く出で来るか。除目の任人の如し。ー略ー。
View Article素性 三十六歌仙 松木宗条筆色紙コレクション
左 素性法師 見わた 宮こ せば は はるの 柳さくらを にしき こきまぜ て 成ける 古今集巻第一 花ざかりに京をみやりてよめる 見わたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける 公任三十六人撰 和漢朗詠集 松木大納言宗條卿 松木宗条 寛永二年(1625年)-元禄十三年(1700年)...
View Article大炊御門殿の小人型宇宙人
こんな話がある。鎌倉時代の式子内親王に仕えた竜寿と言う女房の大炊御門殿(今の京都地方裁判所辺り)での不思議な話を、弟の藤原定家が日記に記録したものである。九月十二日...
View Article友則 三十六歌仙 筆者不明色紙コレクション
右 紀友則 秌かぜに初かり がねぞきこゆ なる たが玉章をかけて きつらん 古今集巻第四 秋歌上 是貞のみこの家の歌合の歌 秋風に初雁がねぞ聞こゆなる誰が玉づさをかけて来つらむ 公任三十六人撰 定家八代抄 平成31年4月3日 弐點壱/十九
View Article猿丸 三十六歌仙 花山院定誠筆色紙コレクション
左 猿丸大夫 おくやまにもみぢ ふみわけ なくしかの こゑきくときぞ あきは かなしき 古今集 是貞親王これさだのみこの家の歌合の歌 読み人知らず 奥山にもみぢ踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋はかなしき 公任三十六人撰 おくやまのもみぢふみわけなくしかのこゑきく時ぞ秋はかなしき 俊成三十六人歌合 定家八代抄 百人一首 花山大納言定誠卿 花山院定誠...
View Article小町 三十六歌仙 筆者不明色紙コレクション
右 小野小町 いろ見えで うつろふものは よのなかのひとの こゝろの あり はな ける にぞ 古今集 恋歌五 題しらず 色見えでうつろふものは世の中の人の心の花にぞありける 公任三十六人撰 俊成三十六人歌合 定家八代抄 時代不同歌合 平成31年4月3日 弐點壱/十九
View Article兼輔 三十六歌仙 藪嗣孝筆色紙コレクション
左 中納言兼輔 人のおやの 心はやみに あらねども 子を思ふ みちに まどひぬる 哉 後撰集 太政大臣の左大将にて相撲の還饗し侍りける日 中将にてまかりてこと終はりてこれかれまかり あかれけるにやむごとなき人二三人ばかりと どめてまらうどあるじ酒あまたたびの後酔ひに のりてこどもの上など申しけるついでに...
View Article朝忠 三十六歌仙 筆色紙コレクション
右 中納言朝忠 逢ことのたへ てし なくば中/\に ひとを身をも うらみざらま し 拾遺集 天暦御時歌合に 逢ふことのたえてしなくは中々に人をも身をも恨みざらまし 公任三十六人撰 俊成三十六人歌合 定家八代抄 百人一首 平成31年4月3日 弐點壱/十九
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