俳句 初時雨
旅は未だ夢の途中や 初時雨朝方、30分間猛烈な雨が降った。その30分以降、徐々に晴れが広がり、午後は何も無かった様な晴天となった。初時雨と言えば、芭蕉の旅人と我名呼ばれむ初しぐれと土砂降りの中、思った。
View Article新古今増抄 巻第一 大貳三位返し 蔵書
一 返し 大貳三位 賢子 左衛門ノ権ノ佐、山城ノ守藤ノ宣孝女。母ハ紫式部。 大宰大貳成章ノ卿ノ為妻、仍テ号大貳六首入 一 春毎に心をしむる花のえに誰がなをざりの袖のかふれ つる 増抄云。定頼の哥に、大かたにこぬ人によそへ てとあるによりて、大貳はわがことにはとり なさず、誰人をかまちて、その人によそへ...
View Article俳句 満月と木星
月と星並んで歩む 秋のよひ夜道、いつものほろ酔い気分で歩いていると、月と木星が並んでいた。今日は、調べると満月と木星が接近する日だと言う事です。夜のデート👨❤️👨🍴🍸️か?もちろん、宵と酔いの掛詞。今朝は、部分月食もあったそうだが、寝ていた。晴れている地域の方、ちょっと夜空を眺めては?2023年10月29日...
View Article美濃の家づと 三の巻 哀傷歌3
無常のこゝろに 慈圓大僧正 きのふみし人はいかにとおどろけど猶ながきよの夢にぞ有ける 三の句、ど°をば°とある本は、ひが写しなり。ばにては聞え ず。 きのうまで世に有し人の、けふはなくなりたる をば、こはいかにとおどろきながらも、なほえ無常をさ とらず、長きよの夢にまよひゐるよと也。長き夜の夢、 仏經の詞なり。 おどろけどゝいひて、猶長きよの夢と いへる、おもしろし。...
View Article組打図絵 平経俊と那和太郎 蔵書
若 狭 守つね としは一の谷より ひやうごのうらまで落のびけるを 源氏のつはもの那和太郎追ひとゞ めはじやうながらにむづとくみ ながらしば/\もみあいしが たがいにうまを のりはなし ひきくんでとうと おちし 那和太郎 が那和 太郎はつねとしを たちまちくみ ふせとつておさ 若狭守経俊 へしぞ人を引 抜いてさしころしぬとぞ 平 経俊(たいら の つねとし)...
View Article古来風躰抄と万葉集 抄出の原則
奈良 大神神社 さて、今は歌の姿詞も、折につけつつ、やうやう変りまかること、撰集どもに見えたるを、まづ万葉集より端々申し侍るべし。しかるを、この集は初めには四季を立てて、古き事を初めとしたるなるべし。...
View Article源氏物語 浮舟 をちの長雨
源氏物語 浮舟 薫 水勝る遠の里人 如何ならむ 晴れぬながめに かき 暮らす 比 よみ:みづまさるをちのさとびといかならむはれぬながめにかきくらすころ 意味:春の長雨で、宇治川の水嵩が増している、遠くの宇治にいるお前は、どうしているだろうか?晴れない景色を眺めて、心までも暗くなってしまう頃だよ。...
View ArticleYouTube短歌:ショットガン・マリッジ
プッチーニ 「ジャンニ・スキッキ」 私のお父さんお前だけが心配Babbo, pieta, pieta! お前を幸せにしない奴だ! Babbo, pieta, pieta!いつも いつもBabbo, pieta,...
View Article俳句 松島遊覧
鵜も借れや 明日は嵐のあきの濱 本歌松島や鶴に身をかれほとゝぎす 曾良今朝、突然松島、塩釜、末の松山に行こうと決めた。直ぐにホテルをネット予約して、新幹線に乗った。無計画だが、行くところは、歌枕の地。宮城野萩は、枯れているだろうか?今日は夜から暴風雨波浪注意報、警報が出るらしい。
View Article浦霞 金槐和歌集 塩釜
鹽竈の浦の 松風 かすむなり 八十島か けて春や たつらむ金槐和歌集 雑歌浦霞醸造元の(株)佐浦は、享保九年(1724年)に酒造株を譲り受け創業。浦霞は、大正14年摂政宮、後の昭和天皇が行幸された際、献上として実朝の和歌より命名。
View Article組打図絵 平師盛と伊勢義盛 蔵書
備中のかみもろもりは 一のたにをのが 備中守師盛 れにふねにおはし たるときとしま 九郎さねはると 名のつてもろもり のうねへのりうつりしが ふみかへし 伊勢三郎義盛 てかい中に おちける をいせ の三郎 は熊手 にてさ がしもろ もりを引 あげくびを うちける。 平 師盛 平安時代末期の平家一門の武将。平重盛の五男、ただし『平家物語』では末子とある。母は重盛の正室の藤原経子。...
View Article源氏物語絵 賢木 土佐光成画コレクション
源氏物語 賢木「こなたは、簀子ばかりの許されは侍りや」とて、上りゐ給へり。はなやかに差し出たる夕月夜に、うちうるまひ給へる樣、匂ひ、似る物なくめでたし。月ごろのつもりをつきづきしう聞こえ給はんも、眩きほどに成りにければ、さか木を、いささか折りて、持給へりけるを、差し入れて変はらぬ色をしるべにてこそ。斎垣をも越え侍りにけれ。さも心憂くと聞こえ給へば...
View Article尾張廼家苞 恋歌四 4
尾張廼家苞 四之下 千五百番歌合に 俊成卿女 ならひ來したが偽もまだしらでまつとせしまの庭の蓬生 千五百番歌合に、四ノ句のゝもじにとあり、さてはこよなく おとれり。上句ならひ來しとは世のならひとなり來しと云 意にて、契をたがふる偽は世のならひになり來し事なれども 我はそのならはしの、たが偽も、いまだしらずして也。まだしらで...
View Article新古今集聞書幽斎補筆 秋歌上 良経 秋夕感涙 蔵書
よく/\くふうして納得すべき事なり。 同 ○ものおもはでかゝる露やは袖におくながめてけりな秋の夕暮 秋のゆふべをながめやるにさしてそれとしも悲 しきゆへもなし。されども袖をみれば露のあ まるばかり。われは秋の夕べをながむるともおもはね ど夕感にひかれて覚えず袖のしほれたるかと ふしんしてさてはながめけるにわれはなかむとも おもはざりつるにといひさしたる哥なり。作意...
View ArticleNHK教育 100分de名著 古今和歌集
名著134「古今和歌集」 - 100分de名著100分de名著 - NHK 100分de名著 134 古今和歌集第1回 めぐる季節の中で2023年11月6日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ【再放送】2023年11月7日(火)午前5時30分~5時55分/Eテレ2023年11月13日(月)午後1時5分~1時30分/Eテレ第2回...
View Article新古今増抄 巻第一 康資王母 雪落衣 蔵書
詞に心こもりたり。われはゆかぬほどに、よそへ らるべき事はなし。誰袖触れてよそへらるゝ ぞとなり。 一 二月ノ雪落衣と云事をよみ侍ける 康資ノ王ノ母 四条大宮ノ女房。筑前ノ守髙階ノ 成順女。母ハ祭主輔親卿女。四首入。 此題は、句題なり。朗詠の詩なり。 一 梅ちらすかぜも越てや吹つらんかほれる雪の袖に みだるゝ...
View Article秋歌上・羇旅歌 宮内卿・俊成 松島雄島案内板
心ある 雄島の 海士のたもとかな 月宿れ とは 濡れぬものから 新古今和歌集巻第四 秋歌上 八月十五夜和歌所歌合に海邊月といふことを 宮内卿 心あるをじまの海士のたもとかな月宿れとは濡れぬものから よみ:こころあるおじまのあまのたもとかなつきよどれとはぬれぬものから 通有隆雅 隠...
View Article美濃の家づと 三の巻 離別歌
離別哥 守覚法親王家ノ五十首ノ歌に 藤原ノ隆信ノ朝臣 だれとしもしらぬ別のかなしきは松浦のおきを出るふな人 松浦は、もろこしへ渡る海なれば、誰ともしらぬ人の わかれも、かなしとなり。 遠き所に修行せむとて出たちける人〃わかれを しみてよみ侍ける 西行 たのめおかむ君も心やなぐさむとかへらむことはいつとなくとも 詞は、別をしみけるにとか。ければとかあるべきことなり。...
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