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源宗于 公任俊成 筆者不明掛軸コレクション
源宗于朝臣 常盤なる松の みどりも春 くればいまひとし ほの色まさり けり 古今和歌集 巻第一春歌上 寛平御時きさいの宮の歌合によめる ときはなる松のみどりも春来れば今ひとしほの色まさりけり ときわなるまつのみどりもはるくればいまひとしおのいろまさりけり 作者:源宗于(みなもと の むねゆき ? - 天慶2年(940年))光孝天皇の皇子是忠親王の子。...
View Article塵劫記 ねずみ算の事
ねずみさんの事 正月にねずみ、ちゝはゝいでて、子を十二疋うむ、おやともに十四疋に成也。此鼠 二月には子も又子を十二疋づゝうむ。ゆえに、おやともに九十八疋になり。かく のごとく、月に一度づゝ、おやも子もまごもひこも月々に十二ひきづゝ うむとき、十二月にはなにほどになるぞといふ 壱年に合二百 七拾六億八千弍百五拾七万四千四百二疋になる也。此ねずみ 一日に米半合くひ申して1日に...
View Article塵劫記 入子さんの事
入子さん あるひは七つ入子を 銀弐拾壱匁に買時 いれ子一つに付 六分づゝさげては 何程にといふ 壱匁二分にあたる 一匁二分 一匁八分 二匁四分 三匁 三匁六分 四匁二分 四匁八分 先七を左右に置 て右の七を一つ ひいて六にて左 の七をかくれば六七 四十二となる。これを 二つにわれば廿一と なる。是に六分を かくれば十二匁六分と なる。是を右の弐拾 壱匁のうち引ば八匁 四分残る。是を...
View Article塵劫記 船積運賃の事
ふなづみうんちんの事 ▲あるひは米二百五十石つみていつ方へ成ともつくる時にうん ちん百石に付七石づゝ右二百五十石の内にてはらふ時うんちん 何程ぞといふ 運賃十六石三斗五升五合一夕4才なり。まづ 弐百五十石に七石をかくれば一七五となる。是を百七石にて われば運賃しるく也。又右の本米は何程ぞといふ 二百三拾三石六斗四升四合八夕六才なり。右の二百五十石を百七にてわればしるゝなり。...
View Article塵劫記 薬師算の事
やくしさんといふ事 かくのごとく四方にならべて一方に 八つづゝ有時一方は八つをそのまゝ置き 三方をばくづしてまた八つづゝならべて みればはした四つ有。此はしたばかりを きゝて惣数なにほどゝいふ廿八あり。 法に半一つを四つづゝのさん用にして十 六と入此外に十二くわへる時二十八といふ なり。此十六いつも入也。又端なしと 云時は十二有共廿六又百廿有共云なり。 増補頭書 新編塵劫記大全
View Article塵劫記 象の重さ
大唐武帝の御子 蒼舒いはく 象を舟にのせて 水あとさかん ところをしるし 置きて象を おろし又物を 積てそれを はかれば象の 重サをしるべしと の○ふと也。氣○ ユ夫のさんかん此をくて知る事也。 文化三年丙寅春正月...
View Article春歌上 勝命 筆者不明掛軸コレクション
清輔朝臣の許にて 雨中苗代といへる ことをよめる 勝命法師 雨ふれば小田の ますらおいとまあれ や なはしろみづを そらにまかせて 新古今和歌集 巻第一 春歌上 清輔朝臣の許にて雨中苗代といへることをよめる 勝命法師 雨降れば小田のますらをいとまあれや苗代水を空にまかせて あめふればおだのますらおいとまあれやなわしろみずをそらにまかせて...
View Article百人一首一夕話 13 巻之五 3 蔵書
伊勢太輔 歌釋 清少納言 歌釋 函谷関の故事の話 香炉峰の雪の話 枕草子の話 左京大夫道雅 歌釋 相模 歌釋 相模公資の妻となりし話 大僧正行尊 歌釋 大峰順逆峰入の話 行尊能書の話 行尊琵琶の緒を懐にせられし話 聖宝僧正三宝院の祖たる話 周防内侍 歌釋 三條院 御製釋 帝御目を病せたまひし話 内裏数度炎上の話 抄石集云...
View Article百人一首一夕話 14 巻之五 4 蔵書
齋宮のはじめは崇神帝の 皇女豊鋤入姫命、天照大神 の御杖代となり、國々へ遷行 のうち、垂仁帝の皇女大和 姫の命に譲り、其後伊 勢國五十鈴川の上に、鎮 座まし/\て、斎宮を多 氣郡に作る。故に多 氣の都といふ。 其より世々の 帝、御即位 の時、斎宮に 立せ給ふべ き、皇女を卜 定し、宮中 に斎院をつ くり、明年七 月迄こゝに、齋 し給ひ、八月野の 宮に移、亦一とせ 斎ありて九月上 旬吉日河に臨み○...
View Article佐竹本三十六歌仙絵巻 在原業平朝臣 複製掛軸コレクション
蔵人頭右近衛権中将従四位上在原朝臣業平 平城天皇孫弾正尹阿保親王五男母伊豆内 親王桓武天皇第八女 代の中にたえてさくらのなかりせば はるのこゝろはのどけからまし 古今集 春歌上 なぎさの院にてさくらを見てよめる 業平 世の中にたえてさくらのなかりせば春の心はのどけからまし 伊勢物語 平成30年8月3日 壱點壱
View Article2つの大江山 百人一首一夕話
小式部内侍 大江やまいくのゝ道のとほ ければまだふみもみずあま の はしだて 金葉集雑上に和泉式部保昌に具して丹後の国に 侍りける比都に歌合のありけるに小式部の内侍うたよみに とられて侍りけるを中納言定頼局のかたにまうで来て 歌はいかゞせさせたまふ丹後へは人はつかはしてけんやつかひは まうで来ずやいかにこゝろもとなうおぼすらんなどたはぶれてたち...
View Article百人一首一夕話 15 巻之六 1 蔵書
百人一首斐刀餘雅太利巻之六 目録 能因法師 歌釋 能因小食の話 井出の蛙長柄の橋の鉋屑の話 三島明神に雨を祈る歌の話 白川の関の歌の話 ふじ柴の加賀の話 能因古曽部の家の話 良暹法師 歌釋 大原山荘の話 長嘯子大原の歌の話 まふり手の話 郭公長鳴くとよみたる歌の話 関の石門の話 大納言経信...
View Article百人一首一夕話 16 巻之六 2 蔵書
良暹法師が我宿 のみぞ、烟たえぬる、 とよみておくり しは、栄辱 をはなれたる、 大原や、朧の 清水のほとり に、風月をもて あそび、清貧 を楽しみて、 栖はれし 折からなり。 其幽棲 おもひ やるべ し 既不貧栄 安有辱、縦 饒無楽亦 何然、一絲 風月厳陵 釣、千里開 山季子九裘 宋真山民が作り けんもこれらをや いふべき ※...
View Article平家物語四部合戦状本 蔵書
慶應義塾大学 付属研究所 斯道文庫 編校 四部合戦状本 平家物語 株式会社大安 編者:慶應義塾大学附属研究所斯道文庫 初版:昭和42年3月25日 発行:(株)大安 全3巻 平家物語 巻一 平家物語巻第一 并序 四部合戦状第三番闘諍 祇薗精舎之鐘聲有諸行無常響娑 羅雙樹花色顯盛者必衰理奢人不 久如春夜之夢武者終滅同風前塵 遠訪異朝秦趙高漢王莽梁周異唐
View Article鑑賞日本の古典 新古今和歌集 山家集・金槐和歌集 蔵書
鑑賞日本の古典 9 新古今和歌集 山家集・金槐和歌集 著書:有吉保 犬養廉 樋口芳麻呂 初版:昭和55年10月10日 発行:尚学図書 新古今和歌集 119首 有吉保 底本:宮内庁書陵部旧鷹司公爵家蔵本 山家集 51首 犬養廉 底本:山家集 大系本 西行上人集(石川県立図書館)及び聞書集(伊達家旧蔵) 私家集大成本 金槐和歌集 42首 樋口芳麻呂 底本:建暦三年奥書本、貞享四年板版
View Article百人一首一夕話 17 巻之六 3 蔵書
義家朝臣宇 孫子曰 治殿へまゐりて、 鳥起者伏也獣駭 戦の物語申 者覆也 けるを大 齊田單燕の兵を破りし 江匡房卿 時則墨の市人をして、祖 聞て、武勇 先を路にまつり、食を はすぐれた 落らして衆鳥をして、 る大将なれ...
View Article百人一首一夕話 18 巻之七 1 蔵書
百人一首一夕話巻之七 目録 崇徳院 御製の譯 美福門院の話 官軍白川殿を襲ふ話 鎮西八郎の話 新院讃岐に送らせ給ふ話 西行白峰の歌の話 久の松の話 源兼昌 歌譯 左京大夫顕輔 歌譯 人麿画像の話 俊成卿顕輔を師とせられし話 表歌の話 六條家の和歌の話 待賢門院堀川 歌譯...
View Article百人一首一夕話 19 巻之七 2 蔵書
後徳大寺左大臣 歌譯 実定公顕長卿贈答の歌の話 佐藤兵衛近宗の話 内侍有子の話 内侍共清盛の舘に参る話 内侍有子入水の話 実定公社頭月の歌の話 貢米の船難風に遭ふ話 西行徳大寺家に参る話 名なしの大将の話 道因法師 歌釋 はだし馬助の話 歌合に負けて清輔を恨む話 盲法師を責めて読歌をうたはしむる話...
View Article百人一首一夕話 20 巻之六 3 蔵書
二条の院の御時、故 京極大相國のつくり 給ふたる、笛譜の説を、 妙音院殿に勅聞有 けるに、いかにぞやと おぼしきふし/"\、少々 奏せさせたまひ けるを、其夜の 夢に、かの大相国 の御消息あり。 宗輔とかゝれ たり。 うせにし人の いかにとあや しみて、き きみれば、 其かみなら ひし道 をかたむけ、 奏し給ふ こそ口惜う 侍れとかゝ れたり。おど ろきやがて 参内有て、かの...
View Article百人一首古説 かささぎの渡せる橋
百人一首古説 賀茂真淵 是は則ち厳粛なる宮闕の寒夜に殿庭御橋等の霜の白きを見て夜の更たることを知るとなるべし。霜はいつあはれと月もなき寒夜の深更にしろ/\と見ゆるはまことに夜の更たる景のしるきものなり。とのゐなどに侍りて夜ふかく起出て見しけしきを述べたるか、又は十二門前の御橋を見て詠めるなるべし。
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