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Channel: 新古今和歌集の部屋
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絵入り平家物語 巻第一 十四、内裏えんしやうの事 蔵書

平家物語巻第一  十四...

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百人一首改観抄 持統天皇

百人一首改観抄     契沖●は不明文字。○持統天皇春過て夏きにけらし白妙の衣ほすてふあまのかくやま 新古今集巻頭題しらずとていれり。もとは万葉㐧 一に藤原宮御宇天皇代天皇御製とて㐧二句 夏来良之㐧四句衣乾有とあり。今案夏来良之 は同じき㐧十云  寒過暖来良之朝日指滓鹿能山爾霞輕引 此点になすらへて思ふに夏はきぬらしと点すへ し。彼集にけりといふには来の字をかけり。けらしは...

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春歌下 山吹、春歌上 巻末桜 筆者不明断簡コレクション

みねのさくらはちりはてぬらん          皇太后宮大夫俊成こまとめて猶水かはむやまぶきのはなのつゆそふゐでのたまがは  堀川院御時百首哥たてまつりけるに          権中納言國信いはねこすきよたきがはのはやければなみほりかくるきしのやまぶき  題しらず    厚見王かはづなくかみなびかはにかげみえていまやさくらむやまぶきのはな  延喜十三年亭子院哥合哥          藤原興風...

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百人一首改観抄 伊勢

百人一首改観抄     契沖○伊勢 三代實録第四十九に仁和二年に従五位上藤 原朝臣継蔭為伊勢守継蔭此時をもて女に名 つけたるなるへし難波かたみちかき葭のふしのまもあはて此よをすくしてよとや 新古今集恋一題しらすと有家集にも題なし。難波 かたは芦をいはんため芦はふしのまをいひ此よをい はんためなり。ふしのまといへはすなはちみちかき 心あれともわきとみしかき葭のとよめるはそ...

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百人一首改観抄 中納言兼輔

百人一首改観抄     契沖○中納言兼輔みかのはらわきてながるゝ泉川いつみきとてかこひしかるらん 新古今集恋一題しらすと有。家集にはなし。六帖 㐧三川題に兼輔とて  よそにのみ聞ましものを音羽川わたるとなしにみなれ初けん といふ古今集恋五の哥有て其哥より㐧九首に あたりて此哥あり。其間にある七首皆よみ人不知 哥なり。世の中はなそ大和なるみなれ川といふ 哥もあり、それを新勅撰雑四によみ人しらず...

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心敬私語 宮内卿は

心敬私語(日本歌学体系 第五巻 P294)紀貫之は一首を廿日に詠ぜしとなり。宮内卿は血を吐しとなり。公任卿はほの/"\の歌は三とせ迄案じ給へると云り。長能は公任卿に歌を難ぜられて死す。(うらめしき年にもある哉廿日あまり九日といふに春はくれけり。此歌ヲ難ズ)もろこしの潘岳とやらんは、詩を沈思して三十にて白翁となれるといへり。佛法に最上醍醐味といへるは、いかにもねれるこゝろをいふなるべし。

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心敬私語 鴨長明が石の床には

心敬私語維摩居士の樹下方丈には文殊大聖來て禮し給へるとなん。許由は箕山の嶺のやせたる松の木にむなしき〔風を聞きて人間の夢を覺すと也〕顔回は一簞一瓢のみにて草にむもれてすめり。鎭晨は藁席とてわらをむしろにするほどの者なれども賢きと也。介子推は終に山を出でずしてはてぬれ共、寒食の日は天下の火をけつ。西行上人は身を非人になせ共、賢き世には其名を照す。鴨長明が石の床には、後鳥羽院二度御幸ありしと也。

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芭蕉句碑 古池

    ばせを古池や かはづ 飛  こむ 水の   音江東区清澄庭園

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百人一首改観抄 曽根好忠

百人一首改観抄     契沖○曽祢好忠ゆらのとをわたる舟人かちをたえ行ゑもしらぬ恋の道かな 新古今集恋一題しらす。家集にも有。此哥の上句 こと/\く比なり。男の身をは舟になすらへ女を其泊に なすらふ。楫は媒によせ迫門のこしがたき所をは いひよるあたりの難儀なるにたとへたり。こしかたき渡 をも楫を使にこゆれはこえすます事あるかことく 媒の方便にしたかひてあひかたきにもあふ習なり。...

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義孝 和漢朗詠集 筆者不明コレクション

秋は猶ゆふ  ま暮こそ   たゞならね荻の上かぜ   ●のした      露●萩だが、秋の字が秌になっている。和漢朗詠集 秋興秋はなほゆふまぐれこそたゞならねをぎのうはかぜはぎのした露              藤原義孝あきはなおゆうまぐれこそただならねおぎのうわかぜはぎのしたつゆちししやう  かなえ     六不詳令和元年10月29日 弐/3枚

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百人一首改観抄 儀同三司母

百人一首改観抄     契沖○儀同三司母わすれしの行末まてはかたけれはけふを限りのいのちとも哉 新古今恋三中関白かよひそめ侍りける比と有。 哥の心は男の心のならひ打つけのほとはあかぬ思 ひ有ゆへに行末かけてわするまきよしいひ ちきれとも後にはうつろひやすき事世の中の 例なり。よりて今我中のたのめも末うたかはし けれは只今人の心のかはらぬ内に死なはやとよめ...

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業平 和漢朗詠集? 筆者不明コレクション

よのなかに  たえて桜の   なかりせば はるのこゝろは   のどけ     からまし和漢朗詠集 花              在原業平世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからましよのなかにたえてさくらのなかりせばはるのこころはのどけからまし伊勢物語、古今和歌集。...

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百人一首改観抄 紫式部

百人一首改観抄...

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恋歌一 醍醐天皇 紫色 伝五条大内記筆コレクション

   ふかくぞ      人をむらさきの  色にこゝろおもひ     は そめ あらね  つゝ     ども新古今和歌集巻第十一 恋歌一 中将更衣に遣はしける...

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百人一首改観抄 左京大夫顕輔 蔵書

百人一首改観抄...

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百人一首改観抄 藤原清輔 蔵書

○藤原清輔朝臣なからへはこのころやしのはれんうしとみし世そ今は恋しき 新古今集雑下題しらすなり。家集にはいにしへ おもひせられける比三条内大臣いまた中将にて おはしける比つかはしけると有。是は白氏文 集第十一東城尋春といふ詩に老色日上面歡情 日去心今既不如昔後當不如今と作れる。此後 の二句を取てよめり。その中に初二句の心もこも るへし。よの中のおとろへ行さま年月にそひて住...

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百人一首改観抄 寂蓮 蔵書

百人一首改観抄     契沖○寂蓮法師むら雨の露もまたひぬ槙の葉に霧たちのほる秋の夕くれ 新古今集秋下五十首の哥奉りける時と有。此 哥まきの葉をもて深山の心をいふ。まきは 深山にのみある木なれは万葉集にも真木の たつあら山中とよめり。深山はつねに日のめ うとくて時ならぬ雨のふるものなり。むら雨は暴 雨とかくその心なり。楚辞にも山峻高以蔽日兮 下幽晦以多雨と有てふかき山と有さまかくの...

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百人一首改観抄 後京極摂政前太政大臣 蔵書

百人一首改観抄     契沖○後京極摂政前太政大臣きり/\なくや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかもねん 新古今集秋下百首の哥奉りし時と有。きり/\ すは詩経の十月の篇に有。きり/\すの寒きに したかひて次㐧に家の暖氣をたのみ來るをいへる なり。詩経に蟋蟀の床の下に入る時に冬がまへを して穹窒といへり。今霜夜のさむしろといふに 床に入の心をいひ又霜夜の寒きといふ心にも...

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藤原興風 画家不明百人一首色紙コレクション

 藤原興風誰をかも  知人に    せん 高砂のまつも    むかしの     友なら       なく        に古今集雑歌上              藤原興風誰をかもしる人にせむ高砂の松もむかしの友ならなくにおきかせ令和元年11月5日 弐點九

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兼載雑談1

猪苗代兼載 兼載雑談一、富士の山は、神代より出でたる山と皆人心得たる。わろし。神武天皇の御時、六月一日に一夜に湧き出したる山なり。普廣院殿、富士御下向の時、今川範政 君がみむけふの為にや神代より残りはじめしふじの白雪此のうた、諸家に難あり。一、西行歌に、 松にはふまさきの葛散りにけり外山の秋は風すさぶらむこの歌は、深山にて外をおもひやりたる歌なり。...

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