日本国民文学全集8 古典名歌集 蔵書
日本国民文学全集古典名歌集 窪田空穂訳古今和歌集 (全)新古今和歌集(全) 版 房 書 8出 河訳者:窪田空穂初版:昭和32年2月25日発行:河出書房底本古今和歌集 伊達家本新古今和歌集...
View Article絵入自讚歌註 秀能
絵入自讚歌註 宗祇 藤原秀能 夕月夜しほみちくらしなには江の あしのわか葉にこゆるしらなみこれは水郷春望をよめり。こゝろはあきらかなり。但このしらなみを大にはみるべからず。あしのはをこゆるほどのなみおもひはかるべし。 あし引の山路のこけのつゆのうへに...
View Article歌川国貞 縁むすび 女夫評判 浮世絵コレクション
縁むすび 女夫評判 摺子木の (木性) (摺鉢の土性)五渡亭 國貞 画 歌川国貞 - Wikipedia 文政八年頃 山本屋平吉板 令和元年12月31日 陸點參伍壱/3枚
View Article水 附漁夫 菅原道真 和漢朗詠集筆者不詳巻子本コレクション
閑居属於誰人紫宸殿之本主也秋水見於何處朱雀院之新家也和漢朗詠集 水閑居樂秋水序 菅原道真閑居屬於誰人 閑居は誰人にか属する紫宸殿之本主也 紫宸殿の本主也秋水見於何處 秋水は何れの処にか見る朱雀院之新家也 朱雀院の新家也非智者不樂之 智者にあらざればこれを楽しばず故得我君之歡脱屣 故に我が君のこれ脱屣(だっし)を歓ぶることを得たり非玄談不説之 玄談にあらざればこれを説かず故遇我君之逐虚舟...
View Article水 附漁夫 曽根好忠 和漢朗詠集筆者不詳巻子本コレクション
みなかみのさだめてければ きみがよのふたゝびすめる ほりかはの みづ和漢朗詠集 水詞花集 円融院御時堀河院に二度行幸せさ せ給ひけれるによめる 曽根好忠水上の定めてければ君が代にふたたびすめる堀河の水令和元年12月20日 肆點參
View Article歌川国貞 見立十二の気候 浮世絵コレクション
一枚目二枚目 見立十二ノ氣候 ふつそうけしてほたるとなる 腐艸化為蛍 レ 有明のはしへ 六 月 こぼる〃蛍 かな 土伐安○○ 印印 五渡亭 國貞画 歌川国貞 - Wikipedia 令和元年12月31日 陸點參伍壱/3枚
View Article絵入自讚歌注 西行
絵入自讚歌註 宗祇 欠落部分は、自讃歌註 - 国立国会図書館デジタルコレクションにより( )内に記載。 57コマより。 西行法師 よし野山さくらが枝にゆきちりて はなをそげなるとしもあ(るかな) こゝろは明かなり。花をいそぐ心ふかく侍(るなり。) ながむとて花にもいたくなれ(ぬれば) ちるわかれこそかなしかりけれ...
View Article禁中 白居易 和漢朗詠集筆者不詳巻子本コレクション
秌月高懸 空碧外 仙郎静翫 禁闈閒 和漢朗詠集 禁中八月十五日夜聞崔大員外林 翰林独直対酒翫月因懐禁中 清景 白居易 秋月高懸空碧外 秋月高く懸れり空碧の外 仙郎靜翫禁闈閒 仙郎静かに翫ぶ禁闈の間 歳中唯有今宵好 歳中唯だ今宵好き有り 海內無如此地閑 海内此の地の閑なるに如くは無し 皓色分明雙闕牓 皓色分明なり雙闕の榜 清光深到九門闗 清光深く到る九門の関 遙聞獨醉還惆悵...
View Article兼載雑談22 定家十体、いつきの宮
兼載雑談一、和歌十體の中、可事然體に連歌をせよと、心敬教へ給ひしとなり。一、齋宮は遺跡なり。齋院は賀茂なり。歌連歌にする時は、いづれをもいつきの宮といふなり。
View Article禁中 中務 和漢朗詠集筆者不詳巻子本コレクション
みかきもりそ のたくひには あらねども われもこゝろのうちに こそまで和漢朗詠集 禁中 ※集註本中務集みかき守り衛士のたくひにあらねどもわれもこころのうちにこそたけ ※御物粘葉行成本御垣もる衛士のたくひにあらねども我も心のうちにこそおもへ公任本、伊行本、戊辰切 初句:みかきもり金沢本、関戸本、伊行本、戊辰切、阪本、浅草本私註、菅原本、吉川本、内閣本...
View Article冬ごもり 芭蕉 芭蕉像俳句筆者不詳掛軸コレクション
冬ごもりまた よりそはん此柱 冬籠りまたよりそはん此の柱元禄元年十二月曠野、蓮の実、泊船集、続寒菊、翁草元禄元年十二月五日尚白宛、三日益満宛書簡。季語:冬籠り 無名庵跡冬籠りまたよりそはん此はしら元禄元年十二月曠野、蓮の実、泊船集、続寒菊、翁草元禄元年十二月五日尚白宛、三日益満宛書簡。季語:冬籠り場所:芭蕉翁生家芭蕉句碑無名庵跡伊賀市 芭蕉像 筆者不詳 放実庵?印...
View Article尾張廼家苞 羇旅歌1
羇旅歌 守覺法親王家五十首に旅 俊成卿 夏刈のあしのかりねもあはれなり玉江の月の明けがたの空 二の句もゝじをおもふに比あはれなりは時所のけし きをめでたる方ときこゆ。もし、かなしき方ならば かりねぞ哀なるとあるべき事なり。(大かた旅の哥は哀に 悲しき方によみなら...
View Article古京 菅原文時 和漢朗詠集筆者不詳巻子本コレクション
緑草如今 麋鹿苑 紅花定昔 管絃家 和漢朗詠集 古京 過平城古京 菅三品(菅原文時)緑草如今麋鹿苑 緑草は如今(いま)麋鹿の苑 紅花定昔管絃家 紅花は定めて昔の管弦の家 意訳 奈良の都の青草の原は、いまや大鹿や鹿の苑となり、 紅の花の咲く場所は、おそらく昔は大宮人が管弦を楽しんだ家があったのだろうか。令和元年12月20日 肆點參
View Article春歌上 古京 読人不知 和漢朗詠集筆者不詳巻子本コレクション
いそのかみふる きみやこを きてみれば むかしかざしゝ はなさきに けり和漢朗詠集 古京新古今和歌集 春歌上 題知らず よみ人知らずいそのかみ古き都を来て見れば昔かざしし花咲きにけりよみ:いそのかみふるきみやこをきてみればむかしかざししはなさきにけり...
View Article尾張廼家苞 羇旅歌2
尾張廼家苞 三 てするにはあらで、たゞ何となくはかなくすることを云。手 すさび口すさびなどのたぐひ也。(物の数にもあらぬすさみ事也と云 ては義をなさずいかゞ。さて□□ ひはさびと同言にて、進むこゝろを本義とす。雨ふりすさび風吹すさび もその定なり。されど又転〃との故にやあらん。此説のごとくまめやかに心を...
View Article尾張廼家苞 羇旅歌3
尾張廼家苞 三 旅のやうをもしらで、さま/"\ならはぬ事どもの多きをいへる 哥也。しらざりしといふに心をつくべし。(此注は、初句を下句へもかけ てみるべきがごとし。その 義ならば、初句をしらざりきといひて、下にかへるてにをはあるべき也。されどこゝに...
View Article兼載雑談24 定家上戸、源具氏
兼載雑談一、定家卿は、上戸にておはしけるが、慈鎮和尚の日記に、定家と數日の酒の事あり。一、源具氏は具親の子なり。俊成女の腹なり。嵯峨禅尼と後にいひし人なり。源具氏 - Wikipedia寛喜三年(1231年)又は貞永元年(1232年)ー建治元年(1275年) 俊成女(嵯峨禅尼)(土御門) ┝━具定源 通親━┳堀川通具 ┃ ┝━具実━基具 ┃藤原信子...
View Article故宮 良岑春道、三善善宗 和漢朗詠集筆者不詳巻子本コレクション
孤花裹露 啼残粉暮鳥栖風 守廃籬向晩簾頭 生白露終霄床底 見青天和漢朗詠集 故宮 付破宅 題后妃旧院 良岑春道孤花裹露啼殘粉 孤花露を裹んで残粉に啼く暮鳥栖風守廃籬 暮鳥風に栖んで廃籬守(まぼ)る意訳一輪の紅花が露を含んで残っている。昔を慕って官女が涙を流すように。夕暮れの小鳥たちが、強い風の中でも荒れた籬に留まっている。昔の女院を守るように。※関戸本、伊行本はこの詩を欠く。 屋舎壊...
View Article故宮 読人不知 和漢朗詠集筆者不詳巻子本コレクション
きみなくてあれたる やどのいたまよりつきのもるにも そでは ぬれけり和漢朗詠集 故宮古今和歌六帖 四 かなしびに君まさで荒れたる宿の板間より月のもるにも袖はぬれけり令和元年12月20日 肆點參
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