和歌の時代 古今集そして新古今集 天理ギャラリー展パンフレット
天理ギャラリー第119回展 和歌の時代 古今集そして新古今集 天理ギャラリー 編集:天理大学附属天理図書館 発行:天理ギャラリー 会期:平成15年5月11日(日)ー6月8日(日) 古今和歌集両序 伝藤原俊成筆 左 古今和歌集 伝世尊寺行尹筆 右 拾遺和歌集 付源氏物語 夕顔巻 左 後拾遺和歌集 付源氏物語 賢木巻 朝顔巻 右...
View Article恋歌一 烏丸本 天理ギャラリー展
新古今和謌集巻㐧十一 戀哥一 題しらず よみ人しらず 一 / 二 よそにのみ見てやゝみなむかつらぎや 三 四 たかまの山のみねのしら雪 / をとにのみありときゝこしみよし野の 三 たきはけふこそ袖におちけれ 人丸 / 二 あしびきの山田もるいかにをくか火の 三 したこがれつゝわがこふらくは は...
View Article春歌上 正平二年写本 天理ギャラリー展
新古今和歌集巻第一 春哥上 はるたつこゝろをよみ侍ける 攝政太政大臣 御よし野は山もかすみて白雪のふりにし里に春はきに けり 春のはじめの哥 太上天皇 ほの/"\と春こそ空にきにけらしあまのかぐ山霞たな びく 百首哥たてまつりし時春の哥...
View Article春歌上 甘露寺親長本 天理ギャラリー
新古今和歌集巻第一 春哥上 はるたつ心をよみ侍りける 七十九首 九条 摂政太政大臣 良經・入道前関白太政大臣二男 母従三位藤季行女 みよし野は山もかすみてしら雪のふりにしさとに春はきにけり 三十三首 春のはじめの哥 太上天皇...
View Article和漢朗詠集 春5 元禄五年本
藤滋 花悔帰根無益悔鳥期入谷定延〔期〕さくらばなはるくわゝれるとしだに〔も〕 人のこゝろにあかれやはせね 伊勢 鴬 賈嶋 鶏既鳴忠臣待旦鴬未出遺賢在谷 謝觀 誰家碧樹鴬啼而羅幕猶垂 幾處華堂夢覚而珠簾未卷 稹...
View Article西行花伝 蔵書
西行花伝 構想三十年 辻 美と行動の歌人 美に生きる乱世の 西行の生涯を 人間を描き続けた 邦 浮かび上がらせた 辻文学 集大成 生 絢爛たる歴史小説 私自身が現実を超え、美の優位を心底から肉化できなければ、 この作品を書いても意味がないー そんなぎりぎりの地点で生きていたような気がする。 ー辻 邦生...
View Article新古今和歌集の研究 基礎と構成 蔵書
有吉 保 著 新古今和歌集の研究 基礎と構成 三省堂 著者:有吉 保 初版:昭和43年4月20日 発行: 三省堂 参考 新古今和歌集の研究 続編 有吉 保 1927年8月1日〜2019年4月11日 日本大学名誉教授。 目次 序 序論 第一編 新古今集の歌壇史的考察 第一章 建久期の歌壇と新古今集 I...
View Article歌論 無名抄 俊頼顕輔の恋歌を讃むる事
俊恵云顕輔卿の哥に あふと見てうつゝのかひはなけれども はかなき夢ぞいのちなりける この哥を俊頼朝臣感じていはくこれはむくの葉 みがきしてはなあぶらひきる御哥也。よの人 ならばうつゝかひはなけれどもはかなきゆめ ぞうれしかりけるとぞよまゝし。たがかくは よまんとぞほめられける。 俊恵云「顕輔卿の歌に 逢ふと見てうつつの甲斐はなけれども...
View ArticleYouTube短歌 雨が続く街で Miles Davis
Miles Davis - Ascenseur pour l'échafaud - Lift to the Gallows (Full Album) 雨がつゞく街で独りつぶやく けふ間違ひは無かったはずだが。。。 マイルス・デービス 00:00 - Générique (映画「死刑台のエレベーター」) 2:53 - L'assassinat de Carala 5:04 - Sur...
View ArticleYouTube短歌:FOLLOW ME ~『イノセンス/攻殻機動隊』
♪FOLLOW ME ~『イノセンス/攻殻機動隊』(カバー) 『ついて来て…』 その最後の言葉だけが重く耳に残る熱帯夜
View ArticleYouTube短歌:消えぬ雪 和奏 戦場のメリークリスマス
和楽器のプロが戦場のメリークリスマス弾いてみた!ーJapanese traditional musical instruments ensemble "MAHORA" ふれば消(け)ぬ思ひし雪のことのはも 妻びくたびに庭に落ちけり (降ればと触れば、言の葉と琴の弾、妻びくと爪弾くの掛詞) 戦場のメリークリスマスより、映像に惹かれて。
View Article和漢朗詠集 春6 元禄5年本
きのふこそとしはくれしかは〔るがすみ〕 かすがのやまにはやたちにけり 人丸 春がすみたてるやいずこみよし野の よしのゝ山に雪はふりつゝ 赤人 あさひさすみねのしらゆきむらぎえて はるのかすみはたなびきにけり 兼盛 雨 都在宇 或垂花下潛増墨子之悲時 舞鬢間動潘郎之思 李〔嶠〕...
View Article歌論 無名抄 歌人不可證得事
哥人は不可證得事 俊恵に和哥の師弟の契むすび侍しはじめの ことばにいはく哥はきはめたる故實の侍也。われを まことに師とたのまればこのことたがへらるな。そこは かならずすゑの世の中の哥仙にていますかる(本ノミ)べきう へにかやうに契をなさるれば申侍也。あなかしこ/\ われ人にゆるさるゝほどになりたりとも證得し てわれはきそくしたる哥よみ給な。ゆめある まじきこと也。後徳大寺のおとゞは哥左右手...
View Articleやまとうた 美のこころ 宮内庁三の丸尚蔵館展覧会図録 蔵書
やまとうたは人のこゝろをたねと よろづのことのはとぞなれり よの中にある人ことわざ ものなればこゝろに みるものきく やまとうたー美のこころ (古今和歌集 仮名序 伝藤原俊成筆) (井手玉川大井川図屏風 狩野探幽画) やまとうたー美のこころ 平成17年10月8日〜12月11日 編集:三の丸尚蔵館 初版;平成十七年十月八日 発行:宮内庁
View Article御物 宸筆津々留歌 中御門天皇 やまとうた展示会図録
新古今和歌集 春哥上 題しらず 山邉赤人 あすからは若なつまむとしめし野にきのふけふも雪は降つゝ 和哥所にて春月といふ心をよめる 越前 山ふかみ猶かげ寒し春の月空かきくもり雪はふりつゝ 春哥下 題しらず 凡河内躬恒 いも安くねられざりけり春のよは花のちるのみ夢にみえつゝ 夏哥 春を送りて昨日のごとしといふ事を...
View Article三の丸尚蔵館蔵古筆手鑑2号 新古今和歌集切 伝吉田兼好筆 やまとうた展示会
新古今和謌集巻第九 離別哥 みちのくにゝくだりけり侍ける人にさう ぞくをくるとてよみ侍ける 紀貫之 定 たまぼこのみちの山かぜさむからば 隆 かたみがてらにきなんとぞ思 題しらず 伊勢 有 わすれなん世にもこしぢのかへるやま 隆 いつはた人にあはんとすらん あさからずちぎりける人のゆきわかれ 侍けるに 紫式部 衛 きたへゆくかりのつばさにことづてよ 定 隆...
View Article百人一首拾穂抄 藤原顕輔 蔵書
左京大夫顕輔 六条家和哥一流 藤原魚名苗裔摂津守隆經孫六条修理大夫顕季三男 清輔重家顕昭法師等之父。有家知家之等祖父なり。 俊成卿もはじめは顕輔の弟子にて顕廣と申せしを 風体ごと後にあらためて基俊の門弟となり給へり。 袋草子ニ云。詞花集新院崇徳院御譲位之後故右(左ヵ)京顕輔 一人撰て大仁平元年六月二日ニ奉之ヲ云云 秋風にたなびく雲の絶間よりもれいづる月の影のさやけさ...
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