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Channel: 新古今和歌集の部屋
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尾張廼家苞 恋歌三3

尾張廼家苞 四之上       後拾遺、松風は色やみどりに吹つらむ物思ふ人の身にぞしみける  といへる哥によりて、作者の意は、此歌とりたりとはおもはれざけめど、かく           さしならべては、げに本哥といはんもにげなからず。松風  はもとより物おもふ人の身にしむ物なるが、たのめたる暮には、又  常よりもまさりて身にしむと也。けふとふべしと約束して、人をまつ...

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田村金星細字 新古今和歌集賀歌 九谷焼花器コレクション

            福運の   松の镹        來て 若水や           よき   松の           あとを  とし          朶の花    くむ       蝉の 閑や  聲  岩に し  み   入る   梅經    寒苦發     清香            金星作   田村金星作 明治29年 石川県旧松任市に生まれる 明治44年 細字修行開始 大正13年...

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夏歌 西行 伊勢山田 西行谷

伊勢神宮外宮参道         西行法師   ほとと    聞かず    ぎす    とも    山田の原の  ここを   杉の     せにせむ    むらだち     伊勢市五十鈴公園   新古今和歌集巻第三   夏歌  題しらず          西行法師 聞かずともここをせにせむほととぎす山田の原の杉のむらだち   よみ:きかずともここをせにせむほととぎすやまだのはらのすぎのむらだち 隆...

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三十六歌仙絵1 柿本人麻呂 画家不明コレクション

ほの/"\と     あかしのうらの        あさぎりに しまがくれゆく     舟にしぞおもふ古今和歌集巻第九 羇旅歌 第しらず  よみ人しらず ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れ行く舟にしぞ思ふ  このうた、ある人のいはく、柿本の人麿がうたなり   公任三十六人集 和漢朗詠集   楓亦 不明   29㎝×40㎝令和2年11月11日 壱 ✕參枚

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俳諧連歌 歌仙 写真は幻住庵

俳諧連歌   初折 表 (発句) (脇 ) (第三) (四句目) (五句 月の定座) (六句目) 裏 (初句) (二句目) (三句目) (四句目) (五句目) (六句目) (七句目) (八句 月の出所) (九句目) (十句目) (十一句 花の定座) (十二句目) 名残の折 表 (初句) (二句目) (三句目) (四句目) (五句目) (六句目) (七句目) (八句目) (九句目) (十句目)...

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尾張廼家苞 恋歌三4

尾張廼家苞 四之上       片思        入道前関白太政大臣 わればかりつらさをしのぶ人やあると今世にあらばおもひあはせよ  一首の意は,をれほど人のつれないにこらへるものがあるかないか.今わが恋しにて後,人に  こひられん時に、おもひあはせよと也。四句今我こひ死たる跡に、君が世にあらば也。   摂政家百首歌合ニ契戀 慈圓大僧正 たゞたのめたとへば人のいつはりをかさねてこそは又もうらみめ...

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女房三十六歌仙絵 2 小野小町 画家不明コレクション

  小野小町         いなむ わびぬれば    とぞ    身を     思ふ     うき さそふ     草の  水  根を  あら     たえ    ば     て         古今和歌集  文屋のやすひで、みかはのそうになりて、あが  た見にはえいでたたじやといひやれりける返事  によめる           小野小町...

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尾張廼家苞 恋歌三5

尾張廼家苞 四之上     身をしれば人のとがともおもはぬにうらみがほにもぬるゝ袖かな  かこちがほなる我涙かな なげゝとて月やは               物をおもはする。といへる歌とお  なじさま也。下句の似たるをいはるれど、歌の主意は上句にある故、清く別義也。  一首の意は、我を人がいとへど、それは我身の数ならぬ故の事としれば、  人のとがとはおもはずうらみはせぬを、彼の涙は、...

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百人一首歌仙絵 3 和泉式部 画家不明コレクション 

     和泉式部         おもひ  あらざ       でに     らむ     いま    この世の     ひ たび          と   の  外  あふ   の    事    もがな     後拾遺和歌集巻第十三 恋歌三  ここち例ならず侍りける頃、人のもと  につかはしける          和泉式部 あらざらむこの世のほかの思ひいでに今ひとたびの逢ふこともがな...

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俳諧七部集 一 蔵書

                 春の日 俳諧七部集    冬の日   一             ひさご   俳諧七部集  狂句こがらしの身は竹斎に似たる哉 芭蕉                    寺町二条                 井筒屋庄兵衛 板         俳諧七部集...

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和漢朗詠集 刺史 含賀歌 仁徳天皇 元禄五年版

 刺史                  白 士女笙哥宜月下使君金紫称花前                  白 精明合浦珠相似断割昆吾剱不如                  保胤 雖三百盃莫強辞邊土不是醉郷   此一両句可重詠北陸豈亦詩国   たかき屋にのぼりてみればけぶり立  たみのかまどはにぎはひにけり 仁徳天皇    詠史        早春憶蘇州寄夢得     白居易...

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校正七部集 乾、坤の巻 山城屋佐兵衛版 嘉永四年本 蔵書

            校  七部集 正   乾、艮(坤) 表題紙なし。 八雲龍守       校訂 一葉舎仙鳬     校  七部集 正          山城屋佐兵衛版       乾の巻   春の日  初丁より六丁迄   冬の日  七丁より十二丁迄   ひさご  十三丁より十八丁まで   猿 蓑  十九丁より四十三丁まで   續猿蓑  四十四丁より七十丁迄     坤の巻   阿羅野...

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羇旅歌 伊勢浜荻の旅寝

    神風の    伊勢の濱荻    をりふせて  たび寝    やすらむあ       らき        濱邊に     新古今和歌集巻第十   羇旅歌  題しらず        よみ人知らず 神風の伊勢の濱荻をりふせてたび寝やすらむあらき濱邊に   よみ:かみかぜのいせのはまおぎをりふせてたびねやすらむあらきはまべに 有定隆雅 隠...

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俳諧七部集 春の日 序 蔵書

春の日 曙見んと、人々の戸扣きあひて、 熱田のかたにゆきぬ。渡し舟さはがし くなりゆく比、并松のかたも見てわたりて、 いとのどかなり。重五が枝折をける 竹墙ほどちかさにたちより、けさ の気しきをおもひ出侍る。  

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秋歌上 西行三夕 本阿弥光悦 書、俵屋宗達 画 鹿下絵和歌巻ポストカード

      西行法師   こゝろなき     身にも哀       は    しられ      けり        鴫たつ澤      の       秌の夕      暮     俵屋宗達下絵・本阿弥光悦書 「新古今集鹿下絵和歌巻断簡」17世紀前半(江戸初期) 山種美術館 蔵     新古今和歌集巻第四 秋歌上  題しらず       西行法師心なき身にもあはれは知られけりしぎたつ澤の秋の夕ぐれ...

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俳諧七部集 春の日 二月十八日 蔵書

春の日       二月十八日                       荷兮   春めくや人さま/"\の伊勢まいり 桜ちる中馬ながく連       重五 山かすむ月一時に館立て     雨桐 鎧ながらの火にあたる也     李風 しほ風によく/\聞ば鴎なく   昌圭 くもりに沖の岩黒く見え     執筆   ウ 須广寺に汗の帷子脱かへむ    重五 をの/\なみだ笛を戴く     荷兮...

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春歌下 藤原俊成 井手玉川図屏風 宮内庁三の丸尚蔵館 絵はがき

百首歌たてまつりし時    皇太后宮大夫俊成     駒とめて なほ水かはむ  山吹の   はなの    露そふ  井出の玉川       新古今和歌集巻第二 春歌下  百首歌たてまつりし時             皇太后宮大夫俊成 駒とめてなほ水かはむ山吹のはなの露そふ井出の玉川   よみ:こまとめてなほみずかわむやまぶきのはなのつゆそういでのたまがわ 隆 隠...

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俳諧七部集 春の日 三月六日野水亭にて 蔵書

春の日       三月六日野水亭にて              且藁 なら坂や畑うつ山の八重さくら おもしろふかすむかた/"\の鐘 野水 春の旅節供なるらん袴着て   荷兮 口すゝぐへき清水ながるゝ    越人 松風にたをれぬ程の酒の酔   羽笠 賣のこしたる虫はなつ月     執筆     ウ 笠白き太秦祭過にけり     野水 菊ある垣によい子見てをく   且藁 表町ゆづりて二人髪剃ん...

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神祇歌 月読杜 西行

        西行     さやかなる 鷲の高嶺の      雲井より   影はやは    らぐる        月よみの森         新古今和歌集巻第十九 神祇歌  伊勢の月讀の社に參りて月をみてよめる               西行 さやかなる鷲の高嶺の雲井より影はやはらぐる月よみの森     よみ:さやかなるわしのたかねのくもいよりかげはやはらぐるつきよみのもり ナシ(雅) 隠...

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俳諧七部集 春の日 三月十六日且藁が田家にとまりて 蔵書

春の日       三月十六日且藁が田家に   とまりて       野水 蛙のみきゝてゆゝしき寐覚かな 額にあたるはる雨のもり     且藁 蕨烹る岩木の臭き宿かりて    越人 まじ/\人をみたる馬の子    荷兮 立てのる渡しの舟の月影に    冬文 芦の穂を摺る傘の端       執筆 ウ 礒ぎはに施餓鬼の僧の集りて   且藁 岩のあひより藏みゆる里     野水 雨の日も瓶焼やらん煙たつ...

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