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Channel: 新古今和歌集の部屋
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秋歌上 露の香 凡河内躬恒 コンクール出品作品コレクション

   あきの野をわけゆく   露に  うつりつゝ     わがころもでは      花の香ぞ        する       新古今和歌集巻第四 秋歌上  題知らず                    凡河内躬恒 秋の野を分け行く露にうつりつつわが衣手は花の香ぞする   よみ:あきののをわけゆくつゆにうつりつつわがころもでははなのかぞする 隆 隠岐削...

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絵入源氏物語 花宴 更に君を待たまし 蔵書

「寝殿に女一の宮、女三の宮のおはします、東の戸口におはして、寄りゐ給へり。藤は、こなたのつまに辺りてあれば、御格子共、上げ渡して、人々出でゐたり。袖口など、踏歌の折り覚えて、ことさらめきもて出でたるを、相応しからず。先づ、藤壺わたりをおぼし出でらる。『悩ましきに、いといたう強ゐられて、わびにて侍り。畏けれど、この御前にこそは、陰にも隠させ給はめ』とて、妻戸の御簾を引き着給へば、」...

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校正七部集 猿蓑 巻之一 3 蔵書

しつかさを数珠も思はす網代守  丈草   御白砂に侯す 膝つきにかしこまりゐて霰かな  史邦 棕櫚の葉の露に狂ふあらし哉   野童               伊賀鵲 の橋よりこほす 霰かな   蜂禾 呼かへす鮒売見えぬあられかな  凡兆               膳所みそれ降 音や朝飯の出来る迄  畫好 初雪や 内に居さうな人 は 誰 其角 はつ雪に鷹部屋のそく 朝 朗  史邦...

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田兒之浦從 百人一首頼常聞書(時雨亭文庫)

  百人一首頼常聞書                 山邊赤人 官位不詳 万田子の浦に打出て見れば白妙のふじのたかねに雪はふりつゝ 此哥の心は海山興をふたつあげてよめる也。田児のうらを またなき事に此景気を見てさて少頭をめぐらして 見ればふじの山まことに海にもをとらぬと山の景気を ほめたる也。   頼常 頼常の生没年や出自は不明。東常縁の子と言う説もある。常縁より口伝を受け、東素純に和歌を授けている。

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田兒之浦從 百人一首聞書(天理図書館蔵)

百人一首聞書 天理図書館蔵     山辺赤人 田子の浦に打出て見れば白妙の富士の高根に雪はふりつゝ...

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田兒之浦從 百人一首聞書(中院本)

百人一首聞書 中院本 京都大学蔵           氏。山ノ辺宿禰山ノ辺ノ赤人  時代聖武天皇御于。人丸ト同時ノ人也。官位不詳也。父母不知。 √新古今冬歌題不知田子の浦に打出てみれは白妙の富士の高根に雪は降りつゝ...

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絵入源氏物語 花宴 弓張の月なき空 蔵書

京都堀河通 風俗博物館   心にくゝおくまりたるけはひはたちをくれ、いまめ かしきことをこのみたるわたりにて、やむごとな き御かた/"\のみ給とて、このとぐちはしめ給 へるなるべし。さしもあるまじきことなれど、さ すがにおかしうおぼされて、いづれならんとむね       源詞うちつぶれて、あふきをとられてからきめをみる とうちおほとけたるこゑにいひなして、よりゐ...

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源氏物語花宴の「深き夜の」和歌の「いる月」に関する考察メモ 弓張月追加

源氏物語花宴の「深き夜の」和歌の「いる月」に関する考察メモ 5 「いる月」考察 「入る月」でないとすれば、「いる」にはどう言う意味があるだろうか。 下弦の半月を「弦月(弓張月)と呼ぶ。月齢は21.15日で、ちょうど「二十日余り」の月となる。 又、朧月夜との出会いの一月後、右大臣邸での藤花宴での再会の時、源氏は、推し量って、 梓弓いるさの山に惑ふかなほの見し月の影や見ゆると 返しに朧月夜は、...

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絵入源氏物語 花宴 目次 蔵書

はじめに 1 源氏物語小本 寛文版を、1記事3ページ、先ず現代ひらがなに直した。 2 どうしても読めない字は、○で表記した。 3 そしてそれを読み易いように、適宜漢字にし、送り仮名を加え、句読点を加え、濁音点を付し、段落に分けた。特殊な読みは( )内にそのまま記載した。源氏物語集成による青表紙大島本との差異をアンダーラインで付した。 4 タイトルは、物語の内容から、適当に付けた。 5...

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自讃歌 安政三年書写 筆者不明本 蔵書

安政三年 八月◯日   自讃歌                此◯          ◯     令和3年3月26日 壱

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百人一首聞書(天理図書館蔵) かささぎの渡せる橋

百人一首聞書 天理図書館蔵   中納言家持 従二位鎮守将軍大伴宿禰。従二位大納言大伴宿禰旅人男。 鵲のわたせる橋に置霜の白を見れは夜そ更にける...

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百人一首聞書(中院本) かささぎの渡せる橋

百人一首聞書 中院本 京都大学蔵   イエト可読事ナルヲヤカモチトヨム也  中納言家持  大伴宿禰                大納言旅人男也。◯説云々。                          口伝 鵲の渡せる橋にをく霜のしろきを見れば夜ぞ深にける...

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秋歌上 雄島の月 家隆 コンクール出品作品コレクション

     秋の夜の       月やをじ        まの     天 のはら    あけがたちかき       おきの釣舟           新古今和歌集巻第四 秋歌上  和哥所の哥合に海邊月を             藤原家隆朝臣 秋の夜の月やをじまのあまのはら明がたちかき沖の釣舟 よみ:あきのよのつきやおじまのあまのはらあけがたちかきおきのつりぶね 隠...

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校正七部集 猿蓑 巻之一 4、巻之二 1 蔵書

やりくれて又 やさむしろ歳の暮  其角 いね/\と 人にいはれつ年の暮  路通 としの暮 破れ袴 の 幾くたり  杉風     夏 有明 の 面おこすやほとゝきす  其角 夏かすみ 曇り行方や 時鳥   木節 野を横に 馬引むけよほとゝきす  芭蕉 時鳥けふに限りて 誰 もな し  尚白 ほとゝきす何もなき野の 門 構  凡兆 昼迄は さのみいそかす 郭 公  智月 蜀䰟 なくや 木の間の 角 櫓...

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八雲御抄 作法部 講師 蔵書

八雲抄巻第二作法部 一 講師           四位殿上人中殿会講師 臣下 多弁官   御製 中納言 参議 康保三年御記曰、左大臣曰、延㐂故左大臣時平代講師、 以長谷雄卿、令読御製。後依彼例以民部卿、読御製。即召 令読吾詩。是御製講師根源也。 御製講師は臣下講師退後、更依召着替。人々哥撤後、 自御懐中更被取出。講師人進て給之。被之、御製講師 読之。臣下講師或通用之。蔵人頭などは兼御製講師。...

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冬歌 神無月 藤原高光 コンクール出品作品コレクション

 神 無月かぜにもみぢのちる時は そこはかとなく   ものぞかなし        き新古今和歌集巻第六 冬歌 天暦御時神無月といふ事を上に 置きて歌つかうまつりけるに                 藤原高光神無月風にもみぢの散る時はそこはかとなくものぞ悲しきよみ:かんなづきかぜにもみぢのちるときはそこはかとなくものぞかなしき...

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校正七部集 猿蓑 巻之二 2 蔵書

豆植る 畑も木部屋も 名所哉  凡兆 破垣やわさと鹿子のかよひ道   曽良    南都旅店 誰のそくならの都の閨 の 桐  千邦                尾張洗濯やきぬにもみ込柿 の 花  薄芝    豊國にて 竹の子の力を誰にたとふへき   凡兆 たけの子や畠隣に 悪 太 良  去来 たけのこや稚き時の絵のすさひ   芭蕉 猪に吹かへさるゝともし かな   正秀    明石夜泊 蛸壺や...

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絵入源氏物語 葵 世の中代わりて後 蔵書 

源氏物語屏風絵(平安創造館壁画)   朱雀院御位つき給 源氏廿一二才の事有 源心 ●源大将に任ずる也世中かはりてのちよろづ物うくおぼされ御身のや むごとなさもそふにや、かる/"\しき御しのびあり きもつゝましうて、こゝもかしこもおぼつかなさの                   藤つほなげきをかさね給√むくひにや、なをわれにつれ...

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冬歌 暁方冬嵐 後鳥羽院 コンクール出品作品コレクション

  冬の夜のながき  をおくる 袖ぬれぬ    あかつきがたの      よもの嵐に 新古今和歌集巻第六 冬歌  冬歌中に               太上天皇冬の夜の長きを送る袖ぬれぬあかつきがたの四方のあらしに よみ:ふゆのよのながきをおくるそでぬれぬあかつきがたのよものあらしに 選者無...

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校正七部集 猿蓑 巻之二 3 蔵書

   大和紀伊のさかひはてなし坂にて    往来の巡礼をとゝめて奉加すゝめ    けれは料足つゝみたる紙のはしに書つけ侍る つゝくりもはてなし坂や五月 雨  去来 髪剃や 一夜に精て 五 月雨  凡兆 日の 道や 葵傾く 五 月 雨  芭蕉 縫物や 着もせてよこす 五月雨  羽紅    七十余の老醫みまかりけるに弟子共    こそりてなくまゝ予にいたみの句乞    ける。その老醫いまそかりし時も...

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