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Channel: 新古今和歌集の部屋
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伊勢物語 業平 筆者不明コレクション

  在原業平朝臣 つきやあらぬはるや むかしのはるならぬわが   もと   みひ    のみに      して とつは 月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身一つは元の身にして...

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春歌上 青柳の経春

新古今和歌集 巻第一春歌上  藤原有家朝臣   青柳のいとに 玉ぬく白   つゆの    知らずい     く世の      春か経     ぬらむ 読み:あおやぎのいとにたまぬくしらつゆのしらずいくよのはるかへぬらむ

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唐衣 伝千代女筆

     から衣 行住にひやひや路や沼のあは         素園[千代] 加賀の千代全集  連句唐衣 無し 加賀の千代真跡集  尼素園 素園 平成27年4月20日貮

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前田家本方丈記 世中の有り難1 心の濁りも

□□□□か心のにこりもうす □□かとみし。□□月日かさな□ □□のちにはことのはにか けていひつる人たにな□。 すへて世中□ありにくヽわか 身と□□□はか□きあたなる さ□□かくの□□□。いはんやと□ろ □□□□□したかひつヽ □□なや□□事はあけて 注:□はかすれにより見えなくなったもの。 □□□□か心の濁りも薄□□かとみし □□月日重な□□□のちには言の葉に掛けて言ひつる人だにな□...

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前田家本 方丈記 世中の有り難2 挙げて数ふべからず

かそふへか□す。□しをのかみ□ して権門の□□におるはふか くよろ□□事あれともおほ きにたのしむ事あたはず。な けき切なる時もこゑをあけ てなくことなし。進退やすからず たち□につけておそれおのヽ く事たとへはすヽめのたかの すにちかつけるかことし。もしま 注:□はかすれにより見えなくなったもの。  数ふべか□す。...

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前田家本方丈記 世中の有り難3 貧しくて富める家の隣

すしくしてとめる家のとなり におるものはあさゆふすほき すかたをはちてへつらひつヽいて いる。妻子僮僕のうらやめるさま をみるにも富家の人ないかし ろなる氣色をきくにもこヽろ 念〃にうこきて時としてやす からす。もしせはき地におれはちか く炎上ある時さいをのかるヽ事 (貧)しくして富める家の隣に居るものは、朝夕すぼき姿を恥ぢてへつらいつヽ出で入る。...

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前田家本方丈記 世中の有り難4 辺地にあれば往反に煩い

なし。辺地にあれは往反にわつ らひおほく盗賊の難もはな はたし。又いきおひあるものゝ 貪欲ふかく独身なるものは人に かろめらる。たからあれはおそれお ほくまつしけれはうらみ切なり。 人をたのめは身他の有となり、 人をはくゝめは恩愛につかはる。世 にしたかへは身くるし。したかはね なし。 もし辺地にあれば、往反にわづらひ多く、盗賊の難も甚だし。...

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前田家本方丈記 世中の有り難5 従わねば犯せるに似たり

は犯せるにゝたり。いつれのところ をしめいかなるわさをしてかし しも此身をやとしたまゆ らもこゝろをやすむへき。わか身 祖母の家をつたへてひさしくその ところにすむ。そののち身おとろへ てしのふかた/\しけかりしかは ついにあとをとゝむることをえす みそちあまりにしてさらにわ   (従はね)ば、犯せるに似たり。...

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前田家本方丈記 世中の有り難6 更に我が心と一つの庵

かこゝろとひとつのいほりをむすふ これをありしすまひになら ふるに十分か一なり。たゝいやは かりかまへてはか/\しくはやを つくるにをよはす。わつかについち をつけりといへともかとをたつ るたつきなし。竹をはしらとして くるまをやとせり。雪ふりかせ ふくことにあやうからすしもあらす   (更にわ)が心と一の庵をむすぶ。...

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前田家本方丈記 世中の有り難7 所河原近ければ

ところかはらちかけれはみつのなん もふかく、しらなみのおそれもさ はかし。すへてあらぬよをねんし くらしつゝ心をなやませること 三十よねんなり。そのあいた おり/\のたかひめにをのつから みしかきうんをさとりぬ。すな はちいそちのはるをむかへて家 をいてよをうそむけり。もとより 所、河原近ければ水難も深く、白波の恐れも騒がし。 すべてあられぬ世を念じ暮らしつつ心を悩ませる事、三十余年也。...

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前田家本方丈記 世中の有り難8 元より妻子無ければ

妻子なけれはすてかたきよすか もなし。身に官ろくあらす。なに につけてか執をとゝめむ。むなし くおほはらやまのくもにふして いつかへりの 春秋をなんへにけり。 こゝにむそちのつゆきえかたに をよひてさらにすゑはのやとり をむすへることあり。いはゝたひ 人のひとよの宿ををひたるかい   (元より)妻子なければ、捨て難き縁もなし。身に官禄あらず。 何に付けてか執をとどめむ。...

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前田家本方丈記 世中の有り難9 蚕の繭を営まんが如し

このまゆをいとなまんかことし。 これをなかころのすみかになら ふれは又百分が一におよはす。とかく いふほとによはひはとし/\にたかく すみかはおり/\にせはし。その家 のありさまよのつねにゝす。ひろ さはわつかに方丈たかさは七さく かうちなり。ところをおもひさ ためさるかゆへに地をしめて   (蚕)の繭を営なまんかごとし。 これを中ころのすみかに並ぶれば、また百分が一に及ばず。...

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西大寺の青柳の露 遍照 筆者不明コレクション

   僧正遍昭和 あさみどりいとより   かけてしらつゆを    たまにもぬける     はるのやなぎか 古今和歌集 巻第一春歌上  西大寺のほとりの柳をよめる 僧正遍昭 浅緑糸撚り掛けて白露を玉にも抜ける春の柳か 意味:浅緑の色の糸を撚りかけて、白露の玉を通しているような春の柳だなあ。 4月28日零四壱

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雑歌上 富士西行 冷泉為経筆

新古今和歌集 巻第十六雑歌上  あづまの方へ修行し侍りけるに富士の山をよめる  西行法師 風に なびく       行ゑも 富士の    しらぬ  けぶりの そらに    我思ひ  きえ      かな    て 読み:かぜになびくふじのけむりのそらにきえてゆくえもしらぬわがおもいかな 隠...

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新古今和歌集 西行 撰歌一覧

新古今和歌集 西行撰歌一覧 95首  春歌上題しらず  岩間とぢし氷も今朝は解けそめて苔のした水道もとむらむ 春歌とて  降りつみし高嶺のみ雪解けにけり瀧川の水のしらなみ 題しらず  とめこかし梅さかりなるわが宿を疎きも人はおりにこそよれ 題しらず  よし野山さくらが枝に雪降りて花おそげなる年にもあるかな 花歌とてよみ侍りける  吉野山去年のしをりの道かへてまだ見ぬかたの花を尋ねむ...

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雑歌中 西行 花散りなばと人や待つらむ

新古今和歌集 巻第十七雜歌中   題しらず          西行法師  吉野山 やがて出でじと思ふ身を       花ちり        なばと     人や       待つらむ よしのやまやがていでじとおもうみをはなちりなばとひとやまつらむ 吉野山奥千本

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春歌下 暮春の花の庵

新古今和歌集 巻第二春歌下   大僧正行尊 木の下の    すみかも     今は   荒れぬべし 春し暮れなば  誰か   訪ひこむ 読み:このもとのすみかもいまはあれぬべしはるしくれなばだれかといひこむ 吉野山下千本

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飛鳥川昨日の淵は瀬となる

古今和歌集  巻第十八雑歌下 題しらず         よみ人しらず 世の中は   何か  常なる飛鳥川 昨日の淵ぞ   今日は     瀬になる 飛鳥川

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夏歌 立夏の香具山

新古今和歌集 巻第三夏歌  題しらず         持統天皇御歌 春過ぎて   夏來にけらし      しろたへの   衣ほすてふ     あまのかぐ山 読み:はるすぎてなつきにけらししろたへのころもほすちょうあまのかぐやま 万葉集巻第一28 雑歌      藤原宮御宇天皇代 春過而 夏来良之 白妙能 衣乾有 天之香来山 飛鳥浄御原跡より香具山 香具山 橿原神宮前駅プレート 香具山神社

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羇旅歌 飛ぶ鳥の明日香

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌  和銅三年三月藤原の宮より奈良の宮に遷り給ひける時             元明天皇御歌 飛ぶ鳥の  飛鳥の   里をおきていなば      君が      辺は見えずかもあ          らむ 読み:とぶとりのあすかのさとをおきていなばきみがべはみえずかもあらむ 万葉集巻第一78 雑歌 飛鳥 明日香能里乎 置而伊奈婆 君之当者 不所見香聞安良武...

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