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Channel: 新古今和歌集の部屋
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源氏物語 若菜

若菜上秋好中宮 挿しながら昔を今に伝ふれば玉の小櫛ぞ神さびにける さしなからむかしをいまにつたふれはたまのをくしそかみさひにける朱雀院 挿し継ぎに見るものにもが万代を黄楊の小櫛の神さぶるまで さしつきにみるものにもかよろつよをつけのをくしのかみさふるまて玉鬘 若葉指す野辺の小松を引き連れて元の岩根を祈る今日かな わかはさすのへのこまつをひきつれてもとのいはねをいのるけふかな源氏...

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源氏物語 柏木 横笛 鈴虫 夕霧

柏木501 柏木 今はとて燃えむ煙もむすぼほれ絶えぬ思ひのなほや残らむ いまはとてもえむけふりもむすほほれたえぬおもひのなほやのこらむ502 女三宮 立ち添ひて消えやしなまし憂き事を思ひ乱るる煙比べに たちそひてきえやしなましうきことをおもひみたるるけふりくらへに503 柏木 行方無き空の煙となりぬとも思ふ辺りを立ちは離れじ ゆくへなきそらのけふりとなりぬともおもふあたりをたちははなれし504...

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平家物語 四部合戦状本 安元の大火

巻第一...

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平家物語 四部合戦状本 治承の辻風

巻第四...

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平家物語 四部合戦状本 治承遷都

巻第五故京ニ引逆木樹小車モ無ケレ可モ通邂逅乗小車之人モ經テ道行キ通リ無程只田舎成リ行ク夢心地シ淺猿シキ人家皆破リ組筏浮ケ鴨河桂川下ダス福原之間ダ彼跡荒レ朝路カ原成レリ。鳥伏寝ト、只虫音ゾ恨僅殘リ留リ所モ庭閇破レ門見茂野邊トゾ心細ク悲シキ事無限リ。

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平家物語 四部合戦状本 養和の飢餓

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平家物語 四部合戦状本 元暦大地震

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新古今和歌集 蔵書一覧

新古今集 美濃の家づと 三、四、五 新古今集 尾張廼家苞 新古今集 鴨長明  日本歌学全書第七編 佐佐木信綱 弘綱  新古今集詳解 一巻〜七巻 塩 井正男著 標註参考  新古今和歌集 全 飯田永夫 註 新古今和歌集の研究 続編 小島吉雄・著 新古今集講話 小島吉雄 出来島書店  新古今和歌集註釈・下巻 石田吉貞 大同館書店  新古今集 日本古典読本第5巻 小泉冬三 著 新古今和歌集 正宗敦夫 校訂...

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前田家本 方丈記 辻風2 大きなるも小さきも一つとして破れざるは無し

きなるもちいさきもひとつ としてやふれさるはなし。さなから ひらにたうれたるもありけた はしらはかりのこれるもあり。門 のうへをふきはらひてとなりと ひとつになせり。いはんやいゑの うちの資財かすをつくしてそ らにあり。ひはたふきいたのた くひは冬の木の葉のかせにみた    (大) きなるも小さきも一つとしてや破れざるは無し。 さながら平に倒れたるもあり。 桁柱ばかり残れるもあり。...

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前田家本 方丈記 遷都1 この風未の方へうつりゆきて

しらす。このかせひつしのかたへ うつりゆきておほくの人の なけきをなせり。つしかせはつ ねにふくものなれとかゝることや ある。たゝことにあらす。さるへき ものゝさとしかなとそうたかひ侍 し。又治承四年みな月のころに はかにみやこうつり侍き。いと おもひのほかなりしことなり。  (数も) 知らず。 この風、未の方へ移り行きて多くの人の嘆きを為せり。 辻風は、常に吹くものなれど、斯かる事やある。...

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○ 前田家本 方丈記 遷都2 大方この京の始めをきけば

おほかたこの京のはしめをきけは さかのてんわうの御時みやことさ たまりにけるよりのちすてに 数百さいにをよへり。ことなるゆ へなくてたやすくあらたまる へくもあらねはこれをよの人やす からすうれへあへるなきことはり にもすきたり。されと○○い ふかひなくてみかとよりはしめ 大方、この京の始めを聞けば、嵯峨の天皇の御時、都と定まりにけるより後、既に数百歳に及べり。...

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前田家本 方丈記 遷都3 奉りて大臣公卿みなこと移ろひたまいぬ

たてまつりて大臣公卿みなこ とうつろひたまひぬ。よにつかふ る人たれか一人も故郷にのこり をらん。つかさくらゐにおもひを かけ主君のかけをもたのむほ との人は一日なりともとくうつろ はんとはけみときをうしな ひてきするところなきものは うれへなからとまりをり。のき     (帝よりはじめ) 奉りて、大臣公卿みなこと移ろひ給ひぬ。 世に仕ふる人、誰か一人も故郷に残り居らむ。...

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前田家本 方丈記 遷都4 軒を争ひし人の住まひ日を経つつ荒れ行く

をあらそひし人のすまひ日を へつゝあれゆくいゑはこほたれてよ とかはにうかひ地はめのまへにはたけ となる。ひとのこゝろみなあらたま りてたゝみなむまくらをのみ おもくす。うしうくるまをようす るものなし。西南海の領所をねか ひて東きた國の荘薗をこのま す。その時をのすからたよりあり   (軒) を争ひし人のすまひ、日を経つゝ荒れゆく。 家は毀たれて淀川に浮かび、地は目の前に畠となる。...

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前田家本 方丈記 遷都5 頼りありて津の国の今の京に

てつのくにのいまの京にいたり。 ところのありさまをみるにそ の地ほとせはくて条里をわるに たらす。きたはやまにそひて たかくみなみはうみにちかく てくたれり。なみのをとつねに かまひすししほかせことには けし。内裏はやまのなかなれはか のきのまろとのもかくやとおほし  (頼りあり) て、津の國の今の京に至り。 所の有樣を見るに、その地、ほど狭くて条里を割るに足らず。...

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前田家本 方丈記 遷都6 なかなか様かはりて優なる方も侍

てなか/\やうかはりていうなるか たも侍き。日々にこほちかはも せにはこひたすいゑいつくに つくれるにかあらん。むなしき地 はおほくつくれるやはすくなし。 故郷はすてにあれて新都はいま たならす。ありとしある人はみ な浮雲におもひをなす。もとより。 このところにおるものは地をうし   (思し) て、なかなか樣変はりて優なる方も侍き。 日々に毀ち、川面瀬に運び下す家、何処に造れるかあらん。...

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○前田家本 方丈記 遷都7 失ひて憂ふ。

なひうれふ。いまうつりて○む 人は土木のわつらひある事をな けく。みちのほとりをみれは車に のるへきはむまにのり衣冠布 衣なるべきはおおくひたれを きたり。みやこの条里たちま ちにあらたまりてたゝひなひ たるものゝふにことならす。よにすい さうとかきけるもしるくひを    (失) ひて憂ふ。 今移りて○む人は、土木のわづらひある事を嘆く。...

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前田家本 方丈記 遷都8 日を経つつ世の中

へつゝよのなかつきたちて人の こころもおさまらす。たみのうれへ つゐにむなしからさりけれはお なしきとしの冬なをこの京にか へり給にき。されともこほちわた せりしいゑともはいかになりに けるにかこと/\くもとにやうにし もつくらす。つたへきくいにしへの かしこき御よにはあはれみを 経つつ、世の中つき立ちて、人の心もおさまらず。...

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前田家本 方丈記 遷都9 憐れみを持ちて国を治め

もちてくにをおさめ給。すなは ちみとのにかやをふきてものきを たにとゝのへす。けふりのともし きをみ給ときはかきりある みつきものをさへゆるされきこ れたみをめくみ世をたすけ給 によりてなをいまのよのあり さまむかしになすらへてしぬへ し。又養和のころとかよ。ひさしく    (憐れみを) 持ちて國を治め給。 即ち、御殿に茅葺きても、軒をだに整へず。...

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前田家本 方丈記 大火2 舞人の宿せる仮屋より

とせるかりやよりいてきたり けるとなん。ふきまふ風に とかくうつりゆくほとに扇を ひろけたるかことくすゑひろ になりぬ。とをき家はけふり にむせひちかきあたりはひた すらおほちにふきつけたり。 そらにははひをふきたてたれ ば火のひかりにゑいしてあま (舞人を) 宿せる仮屋より出で来たりけるとなん。 吹き舞ふ風に、とかく移り行く程に、扇を広げたるが如く、末広になりぬ。...

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前田家本 方丈記 大火3 遍く紅なる中に

ねくゝれなゐなるなかにかせに たえすふきゝられたるほ のをとふかことくして一二丁を こひ(へ)つうつりゆくそのなかの 人うつし心あらんや。あるひは 煙にむせひてたふれふしある ひはほのをにまくれてたちま ちにしぬ。あるひは身ひとつから くしてのかる財寶をとりいつ ねく紅なる中に、風に絶えず吹き切られたる炎飛ぶが如くして、一二丁を越へつ移り行く其の中の人現し心有らんや。...

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