都名所図会 青龍三 日枝社 蔵書
日吉山王杜は比叡山の守護神なり。東坂本にあり。本社七座攝社十四座 凡廿一社なり。例祭四月中の申の日。 大宮(大己貴命 二宮(國常立尊 聖眞子(正哉吾勝尊 八王子(國狭槌尊 本地釋迦) 薬師) 阿弥陀) 千手観音) 客人(伊弉冉尊 十禅師(瓊々杵尊 三宮(惶根尊又豊斟諄尊 以上七社 本地十一面観音) 地蔵) 普賢) 下八王子宮(天御中主尊...
View Article都名所図会 左青龍 三 蔵書
都名所圖會 左青龍 三 再刻都名所図会都名所図会は墨摺六冊本で名所図会本の先魁となったものである。本書は本文を京都の俳諧師秋里籬島が著し、図版を大坂の絵師竹原春朝斎が描き、京都の書林吉野屋から安永九(1780)年に刊行された。本『都名所図会』は、下記参考の字句、配置等の対照表から河内屋板再刻本と思われる。参考新修京都叢書第六巻 別冊都名所圖會諸本對照表 野間光辰...
View Article都名所図会 青龍三 安養寺 蔵書
まるやまあんようじ圓山安養寺風さはぐ 真葛原の 夕ぐれは都にしらぬ 秋の やまかぜ 慈鎮圓山安養寺は長楽寺の北にあり。是も山門の別院にして、傳教大師の開基也。 本尊の阿弥陀如来は安阿弥の作。建久年中に慈鎖和尚すみ給ふ。其 後時宗と改め國阿上人住職せり。こゝに盲人源照といふ者琵琶の妙曲 を奏せしかは天聴に達し後小松院の恩寵を蒙り紫衣を賜ふ。是盲人...
View Article都名所図会 青龍三 詩仙堂八大神社 蔵書
いちじやうじむら 一乗寺村 きたやまごぼう 北山御坊 しせんどう 詩仙堂 はちだいてんわう 八大天王詩仙堂は一乗寺村天王に至る南の方にして石川丈山の山荘也。表に小有洞...
View ArticleYouTube短歌:もう終わった話
突然のベル「もう終わった話だ」と静かに受話器を落とす時竹内まりやの告白。1990年9月~91年10月、火曜サスペンス劇場主題歌。二時間物のサスペンス劇場が大好きで、推理より、人の生き様などを見ていたのだろう?今、60歳以上の役者の刑事役が出るが、もう退官しろよと思っている。
View ArticleYouTube短歌:繰り返す ボレロ
奏でるものは違っていても何時も繰り返す永遠にボレロよラベル作曲 ボレロをユーチューブで聴いていて。このJorge Itovich Donnのバレエを見ると、芸術だよねと思う。年年歳歳花相似 年年歳歳花あい似たり歳歳年年人不同...
View Article俳句 わくらば 1月コメント拙句集 blog開設4000日記念
皆様からの温かいコメントへの返信、皆様のblogにお邪魔した際のコメントに付けた拙句、愚詠の1月分の拙句集 わくらば です。 わくらばにとふ人あらば須磨の浦に藻塩たれつつわぶと答えへよ (もしたまたま私の様子を聞く人があれば、須磨の浦で藻塩の水が垂れるように、泣いてわびしく暮らしていると答えておいてくれ 古今集...
View Article都名所図会 青龍三 比叡山延暦寺1 蔵書
叡嶽不動寺の峠 より琵琶湖をはる かに見おろせば楽々 波や丹穂てる沖の 舟は朝雾にかくれ から崎の松の夕しぐ れに翠の色をあら はし濱の真砂地に 駒とめて比良の髙 根の花を見ると 詠し頼政の昔も 思ひ出られ侍る。 王維が山水の 画賦に遠人に 目なし。丈山尺 樹寸馬豆人の 掟も此所よりの 雙眸に遮りて 淡海の八勝連 綿として近衞 政家卿も魂を うごかし給ひし 佳境なり。 艮嶽従来守紫宸...
View Article釈教歌 最澄 都名所図会 青龍三 比叡山延暦寺2 蔵書
比叡山延暦寺一乗止観院は本朝五岳の其一ツにして王城鬼門に當れば艮 峰とも號す。はじめは日枝山と書きしを桓武天皇の御宇延暦年中に傳教 大師と叡慮を等しうし帝都鎮護として根本中堂を建営し給ふより比 叡山と改らる(又別名ありて天台山我立杣艮岳鷲峰台嶺 叡嶽大日枝小日枝等の号あり) 新古 比叡山中堂建立のとき 阿耨多羅三藐三菩提の佛達我立杣に冥加あらせ給へ 傳教大師 拾遺...
View Article都名所図会 青龍三 比叡山延暦寺3 蔵書
無動寺(或は無幢寺に作る。 此所に坊舎十三坊有) 不動堂(相應和尚の作なり。染殿の皇后に霊鬼の障碍ありし時相應和尚此不動 尊に祈り給ふ。日を經ずして霊鬼退散す。故に染殿后より此所を御建立ありし也) 大乗院(慈鎮和尚住み給ひし所なり。此院のうへに墳墓あり。又本願寺の祖親鸞聖人 もこゝに住み給ひ天台の学問ありしなり。當院は山中第一の絶景なり。...
View Article都名所図会 青龍三 比叡山延暦寺4 蔵書
古今 ひえの山なる音羽の瀧を見てよめる 落たぎつ滝の水上年つもり老にけらしな黒き筋なし 忠岑 拾遺 権中納言敦忠が西坂本の山庄の瀧の岩にかきつけらる 音羽河せき入ておとす瀧津瀬に人の心の見へもする哉 伊勢 古今 ひえにのぼりて帰りまうできて詠る 山高み見つゝ我こし桜花風はこゝろにまかすべらなり 貫之 玉葉 世を祈るわが立杣の峯晴て心よりすむ秋の夜の月...
View Article都名所図会 青龍三 北白川 蔵書
きたしらかは 北白川 北白川 の里人は 石工を業 として 常に山に入て 石を切出し 燈籠手水鉢 其外さま/"\の ものを作りて商也。 物理編に土精を 石とす。石は気 の 核なり人の 筋絡より 牙を 生ずる ごとく なり とぞ。 北白川は銀閣寺の北なり。里の名にして川は民家の中を西へ流る 是なん名所三白川の其一なり。 後拾...
View Article松尾芭蕉を旅する 蔵書
松尾芭蕉を旅する 英語で読む名句の世界ピーター・J・マクミラン First winter showers!call me by my true name- Traveler! ⇑ 英訳すると 旅人と我名よばれん 初しぐれ 的確な英訳と親しみやすい解説で、 旅人・芭蕉の新たな魅力を発見する 最良のガイドブック!...
View Article唐詩選画本 七言絶句 蔵書
唐詩選画本 作者:芙蓉(画)、春臺、南郭(撰) 鈴木芙蓉、太宰春台、服部南郭 版:寛政三年~天保七年(1791~1836) 版元:小林新兵衛 他 彫師:杉田金助 国立国会図書館蔵 唐詩選画本二編 七言絶句 早稲田大学図書館蔵 国文学研究資料館 ARC古典籍ポータルサイト文化甲戌再板版文化甲戌(文化十一年 1814年)寛政元年己酉の秋九月...
View Article唐詩選画本 渡湘江 杜審言
わたるせうこうを 渡湘江 としんけん 杜審言 ちじつゑんりん 遅日園林 かなしむせきゆうをこん 悲昔遊今 しゆんくわてうなす 春花鳥作 へんしゆうをひとりあはれむ 邉愁獨憐 けいこくのひとなん 京國人南 さんせられすにせう 竄不似湘 こうすいのほくりうに 江水北流 きよねんみやこでたのしんだときは おもしろかりしがなんこくへさせん せられてこのたひのちじつゑ んりんのはなとりのふう...
View Article都名所図会 青龍三 花山 蔵書
新續古 音羽山 峯の梢も 見えぬまで 関のこなたは 雪降に けり 式部卿家少将 くわざん 花山 やましな 山科 花山は瀋谷峠の東にあり。元慶寺はむかし僧正遍照住給ひて天台宗なり。 本尊は薬師如来則ち遍照の作也。人皇六十五代の帝此寺に入給ひて祝髪し 給ふ。これを花山院とぞ申し奉る。...
View Article都名所図会 青龍三 南禅寺 蔵書
なんぜんじ南禅寺 瑞竜山太平興國南樺禅寺は東三條の北にあり。舊亀山法皇の皇居なりしを 開山大明國師に腸て五山之上の號を蒙る。當山の記に曰 太上皇亀山 院弘安年中に此地に離宮をいとなみ給ふ。正應のはじめ宮中にあや しき事おこりて嬪妃大になやみあへり。陰陽頭にこれをト巫しむるに故 最勝光院僧正道智むかし此地に棲。世に駒の僧正と称す。其霊のこりて...
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