日本書蹟大鑑 第二十三巻 目次 蔵書
日本書蹟大鑑 小松茂美著 講談社 拾點伍 第二十三巻 大忍国仙 慈雲 中井竹山 荒木田久老 荒木田麗女 十時梅厓 裏松固禅 古屋昔陽 柴野栗山 橘南谿 加藤千蔭 皆川淇園 上田秋成 村田春海 松村呉春 後桜町天皇 蒲生君平 中山愛親 山東京伝 頼春水 油小路隆前 柏木如亭 冷泉為章 木下幸文 上杉鷹山 塙保己一 式亭三馬 立原翠軒 小寺清先 菅茶山 田上春舎尼 尾崎蘿月 大槻玄沢 小林一茶...
View Article時雨亭方丈記 福原遷都4
歎く。みちのほとりをみれば車にのるべきは馬に のり衣冠布衣なるべきは多くひだれを着た り。みやこの條里忽にあらたまりてたゝひなびたる ものゝふにことならず。世の乱るゝ瑞相と○ける もしるく日をへつゝよの中つきたちて人の心も さだまらず。民の愁へついにむなしからざれば 同年の冬猶この京に帰り○ふき。されどこぼち わたせし家どもはいかなる○○との ○○○○○つたへきく古のかしこき御代には...
View Article新古今集断簡 蔵書
ノートルダム清心女子大学 古典叢書第三期1 新古今集断簡 編集:ノートルダム清心女子大学古典叢書刊行会 編集責任 赤羽淑 初版:昭和56年10月1日 発行:福武書店 解題 赤羽淑 正宗敦夫文庫。旧正宗家旧蔵本ではあるが、昭和51年ノートルダム清心女子大学所蔵となった。元々は京都のさる寺の襖の裏に貼ってあったものを昭和20年に正宗敦夫氏が姫路の古本屋から購入と聞く。54年補修。...
View Article絵入雁笹表紙 新古今和歌集 第三巻 蔵書
挿絵入り新古今和歌集 第三巻 恋歌一~恋歌五 表紙雁と笹 刊行年代不明。元禄2年刊本のようであるが絵が少ない。その分表紙に絵が有る。 題紙は剥がれて無い。 旧蔵者 マツシン 松原亭 不明 裏表紙
View Article明月記 元久二年四月五日 良経の質問
明月記 元久二年四月 五日。天晴る。早旦に京を出で、直ちに九条に入る。即ち宜秋門院殿下に参ず。御神事と雖も、此の御所に於て、仰せらるべき事等ありと云々。未の時、殿下参ぜしめ給ふ。即ち台盤所の方に於て、尋ね仰せらる事等あり。昏景に入りおはしまして、退下す。…略。
View Article万葉集 貧窮問答歌 万葉集古義
萬葉集古義五巻之下 百二十三頁 貧窮問答歌并短歌 ヨノナカヲ ウ シ ト ヤ サ シ ト オ モ ヘ ドモ トビタチカ ネ ツ トリニ シ ア ラ ネ バ 世間乎。宇之等夜佐之等。於母倍杼母。飛立可禰都。鳥禰之安良禰婆。 ウ シ ト ヤ サ シ ト ウルサ ハヅカ 宇之等夜佐之等は厭し思ひ、耻しと思へどもの意なり。 …略。...
View Article紅葉賀 青海波 画家不明コレクション
朱雀院の行幸は、神無月の十日あまりなり。 世の常ならず、おもしろかるべきたびのことなりければ、 御方々、物見たまはぬことを 口惜しがりたまふ。 主上も、 藤壺の見たまはざらむを、飽かず 思さるれば、 試楽を御前にて、せさせたまふ。 源氏中将は、青海波をぞ舞ひたまひける。 片手には 大殿の頭中将。容貌、用意、人にはことなるを、立ち並びては、なほ花のかたはらの深山木なり。...
View Article夏歌 慈円 晩夏荻上風 櫛笥某筆コレクション
櫛笥前中納言隆○卿 前大僧正慈鎮 ほに 雲まよふ いでぬ 夕に秋を おぎの こめながら 上哉 風も 新古今和歌集巻第三 夏歌 夏の歌とてよみ侍りける 雲まよふ夕べに秋をこめながらかぜもほに出でぬ荻のうへかな 読み: くもまようゆうべにあきをこめながらかぜもほにいでぬおぎのうえかな 隠 櫛笥家で中納言だったのは 隆朝 1645 権中納言 隆賀 1697-1700...
View Article雑歌中 良経 関路秋風2 筆者不明コレクション
〇〇中納言〇〇 後亰極攝政前太政大臣 人すまぬ不破の せきやのいた○ し あれにしのちは たゞあきのかぜ 新古今和歌集 巻第十七 雜歌中 和歌所の歌合に關路秋風といふことを 攝政太政大臣 人住まぬ不破の關屋の板びさし荒れにし後はただ秋の風 読み:ひとすまぬふわのせきやのいたびさしあれにしあとはただのあきのかぜ 隠...
View Article明月記 元久二年四月十五日 良経の切り接ぎ
明月記 元久二年四月 十五日。天晴る。巳の時許りに京より告げて云ふ、夜部家長云ふ、御神事全く憚らず。明日早々参上すべしといへり。即ち馬を借り求めて馳せ出で、午の時、院に参ず。新古今、又取り破らる。殿下より申さしめ給ふの故と云々。散々に切り次ぐ。今日、功を終へず。或は入れ或は出す。又其の所を置き替ふ。予の歌三首出され、四首入れらる。今度の歌、皆尋常の由存ずる歌なり。悦びとなし、夕に退出す。…略。
View Article恋歌二 家隆 飛鳥井某筆コレクション
飛鳥井中納言雅○ 從二位家隆 思ひ出 昨日の よ 雲の たが 跡の かね事 の 山 すゑ かぜ ならむ 新古今和歌集巻第十二 恋歌二 千五百番歌合に 藤原家隆朝臣 思ひ出でよ誰がかねごとの末ならむ昨日の雲のあとの山風 千五百番歌合 飛鳥井家で江戸時代に中納言だったのは 飛鳥井雅庸 1612 権中納言 飛鳥井雅章...
View Article文屋康秀 百人一首久世通夏筆コレクション
久世三位通夏卿 文屋康秀 吹からに 野邊の 風を 草木の あらしと しほぬれば いふ らむ むべ山 古今集巻第五 秋歌下 これさだのみこの家の歌合のうた 文屋やすひで 吹くからに秋の草木のしをるればむべ山かぜをあらしといふらむ [user_image 5a/08/a3d1a1a84d0aa101ee65216e96865529.jpg久世通夏...
View Article日本書蹟大鑑 第二十四巻 目次 蔵書
日本書蹟大鑑 小松茂美著 講談社 拾點伍 第二十四巻 松平定信 近藤守重 石川雅望 良寛 十返舎一九 堀田正敦 頼山陽 巻菱湖 本居太平 古筆了意 頼杏坪 田能村竹田 豪湖寛海 華岡青洲 最上徳内 大塩平八郎 仙厓義梵 宙宝宗宇 谷文晁 光格天皇 立原杏所 屋代弘賢 林述斎 渡辺崋山 加茂季鷹 鈴木牧之 小寺清之 頼梅颸 香川景樹 平田篤胤 松崎慊堂 猪飼敬所 仁孝天皇 伴信友 日野資愛...
View Article万葉集 貧窮問答歌 万葉集代匠記
萬葉集代匠記巻之五下 貧窮問答歌并短歌 ヨノナカヲ ウ シ ト ヤ サ シ ト オ モ ヘ ドモ トビタチカ ネ ツ トリニ シ ア ラ ネ バ 世間乎宇之等夜佐之等於母倍杼母飛立可禰都鳥爾之安良禰婆。 ヤサシトは論語云、邦有道貧且賤焉恥也、此意なり。飛立カ子ツは毛詩栢舟云、靜言思之不能奮飛、魏文帝雜詩云、願飛安得翼欲濟河無梁。 論語 泰伯第八 13...
View Article万葉集 貧窮問答歌 万葉集考証
萬葉集攷證 第五巻 ヨノナカヲ ウ シ ト ヤ サ シ ト オ モ ヘ ドモ トビタチカ ネ ツ トリニ シ ア ラ ネ バ 世間乎。(宇之等夜佐之等。於母倍杼母。飛立可禰都。鳥爾之安良禰婆。) ウ シ ト ヤ サ シ ト 宇之等夜佐之等。夜佐之は恥しき意也。 上(攷證此巻四丁)に出たり。 トビタチカ ネ ツ...
View Article万葉集 貧窮問答歌 万葉拾穂抄
萬葉拾穂抄 貧窮歌并短歌 反歌 世 間乎 宇之等夜佐之等於母倍杼母。 世のなかをうしとやさしとおもへども 飛 立 可禰都鳥 禰之安良禰婆 とびたちかねつとりにしあらねば 世のなかをうしとやさしと やさしは窶(ヤツシ)の字也。貧して礼なきを窶と云。 世をうし窶して賤ましとは云へども飛立んやう毛なし。鳥ならねばと也。 万葉拾穂抄...
View Article年中行事絵巻 摸写コレクション
年中行事絵巻は、後白河院の下命で藤原光長が画いたものである。 これを江戸時代の後水尾院が、住吉如慶、具慶親子に貸し与え、摸写させたものが現存している。 なお、住吉如慶は、土佐光吉の次男で、後水尾院より池尻宮内卿を通じて住吉姓を与えられ、法橋の位を授かった。寛文元年(1661年)に出家し、如慶と名乗った。...
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